ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章・紋章を継ぐ者達へ 考察 DQ3編 【2022.8.14更新】
DQ3編とは、ロト紋シリーズより1つ前の時代、おおよそ100年前とされている時代です。ゲームではナンバリングのDQⅢが該当します。
勇者アレルの冒険が主軸の時代です。基本的にゲーム版DQ3と同様の事柄が起こりますが、ロト紋での竜の女王や異魔神の設定と、紋継での神器とクインゾルマ、オルテガと大賢者、カダルの設定が入り結構なボリュームになります。
ロト紋ではDQ3時代の出来事は全て100年前とされています(紋継ではそれに30年=数十年を足して百年数十年前として表現)DQ3より後~異魔神復活、海王封印、竜王が配下になる…といった事柄も同じ年代とされています。
作中に出てきた抽象的な年数は≪≫で書いています。あくまでも資料としての併記であり、どの事柄を100年とするかは各々で好きなように決めていい所なのではないでしょうか。
断片的に語られる出来事の時系列を考察していきます。
*この記事には2022/12/2発売のヤングガンガン2022 NO.24に掲載された短編の影響はありません。
0.DQ3開始前
場所 | 内容 | 出典話数 |
場所不明 |
オーブを管理する竜神族が守護竜となり命を6つに分ける
*オーブの竜の台座が守護竜 *6つのオーブの台座の守護竜は |
紋継226話 |
*予知能力により自らの危機を知った? |
Pガイド |
|
地下世界 |
ゾーマが地下世界を発見する
*ゾーマの見た目は魔装具姿 |
紋継304話 |
ゾーマが闇のオーブの在り処を言わないルビスを石化する
*ゲーム同様ルビスの塔に封じる |
ロト紋81話 ロト紋86話 紋継304話 |
|
地下世界が闇の世界になる
|
紋継23話 |
|
地上世界 |
ルビスが封印された事によりタオとゴルゴナが目覚める |
ロト紋58話 |
地下世界 |
ルビス封印後にゾーマがオーブの祠を発見する 幾度となく破壊を試みるが失敗に終わる
*オーブの間自体は地下深くにある? |
紋継310話 |
オーブの祠跡にラダトーム城が建つ 闇の力を封じるための要石 |
紋継306話 | |
玉座の後ろにオーブの間へ続く通路を作る |
ロト継36話 | |
ラルス王家がラダトーム城を治める
*ゲーム版ではラルス1世 *暗黒・闇のオーブを守護する者が ラダトーム城王家に変わる? |
紋継281話 | |
地上世界 |
精霊ルビスに代わり竜の女王が地上世界の人間を守る 竜の女王とは天上界の神の一人古の竜神の血を引く末裔
*竜の女王が光の玉を管理する *浮遊城である竜の女王の城が地上世界に現れる? |
ロト紋15話 |
竜の女王とは世界を守る善き神 竜神の末裔 |
ロト紋63話 | |
竜の女王は竜神族最後の生き残り |
紋継316話 | |
ゾーマ城 |
オーブの間を見張るため対岸にゾーマ城を建てる |
無 |
ゾーマ城? |
他の勇者がゾーマと戦う
*鉄兜装備、ロトの装備ではない、勇者ではない |
紋継172話 |
ルビスとムラク
ルビスとムラクと世界樹の種の関係はパーフェクトガイドブックのみで確認できる事柄です。ムラクが王家の人間であったか等は不明ですが、ムー時代の文明や世界の基幹に関わる事柄に精通しており一番頼れる人間だったのでしょうか。
ムラクがゾーマ討伐後も存命という事は世界樹の種を託された時は年齢を重ねすぎていない時期だったと思われます。30~40歳くらいに託されて50~60年くらいかけてDQ3時代の一連のイベント(ルビス石化→ラダトーム城建設→オルテガ誕生→アレル誕生→ゾーマ討伐)を経ていくと、DQ3時代終盤には80歳~90歳くらいになります。
世界樹の種に関してはルビスは天空界を頼っていないようです。地上世界に関心のない面々は当てにならないという事か、自分の力の及ぶ範囲で何とかなると判断したという事でしょうか。
このお札は古代ムー大陸の文字で記されており神々の系譜が記されている
このお札には無限の魔法力が秘められており
パルプンテ以外の呪文をランダムで発動させる効果と
魔法力を回復させる効果をもっている
DQ3時代初期の時系列
作中ではDQ3時代初期の時系列について言及する場面がいくつかあります。
ルビス・クインゾルマとシルシル・ミシル・アシモフで内容が異なるのですが、当事者であるルビス・クインゾルマのほうが説得力があるように思えます。
シルシル・ミシル・アシモフの列挙をルビス・クインゾルマの見解で並べると以下のようになります。
- ルビスを石化した
- クインゾルマに魔物を産ませ世に放った
- バラモスを地上世界に配し統治させた
ルビスの見解
(この場面で魔の島に建っている城は紋継時代の竜王城)
クインゾルマの見解
ゾーマと出会い魔物を産み地上世界を支配していった
ゾーマが座っている玉座はゾーマが魔界で使用していた物とは異なる
紋継時代の竜王城で竜王とクインゾルマが使用しているものと同じ
この場面はゾーマ城(後の竜王城)が建造されてからのものとなる
紋継時代の竜王城
DQ3時代に最終決戦の場となった地下の玉座の間ではなく1階の玉座の間だとわかる
バラモスを地上世界に配し統治させた、クインゾルマに魔物を産ませ世に放った、ルビスを石化した
上記のクインゾルマとルビスの見解と順番が異なる 時系列ではなく列挙しているだけ?
というわけで、まずはアルト時代より一万二千年以上の時をかけ、ゾーマとルビスが地下世界で再会したものと考えていきます。ルビスの様子から予知能力で危機が訪れる事は把握していたものの、相手がゾーマだった事は予想外だったように見えます。
ロト紋シリーズでも地下世界にルビスの塔は存在しています。ゲーム同様にゾーマはルビスを封印します。ロト紋シリーズのゾーマがルビスを殺さない理由は世界を破壊する事によりその理からルビスを解放し自由にするのが目的だからです。
ふらっと地下世界で再会した風なルビスとゾーマ 地下世界がまだ明るい事にも注目
ルビスの塔は紋継時代に妖精達が集っている場所なので聖なる場所と考えられる
アレフガルド創造の際にルビスが自身の拠点として造った物かもしれない
とすればこの再会の後ルビスは拠点に戻り防衛しゾーマに攻め込まれて石化されたと見る事が出来る
ルビス封印後程なくゾーマはオーブの祠の攻略にかかる
オーブの祠は地表に建っているがオーブの間は元々地下深くにあったのかもしれない
竜の女王とラルス王家
オーブの祠からゾーマが去った後にラダトーム城の建造と光の玉の管理が行われます。ここで竜の女王とラルス王家が出会うのではないでしょうか。竜の女王が光の玉をオーブの間から持ち出すため、代わりに要石としてラダトーム城を建造すると。
人の手により一から城を建造するとかなりの期間がかかってしまいます。ここはサクっと建造を終えて欲しい所。城紋継30巻278話で竜神族でもある守護竜・パプルシアが短時間で竜の女王の城を復旧しています。竜の女王にもこのような能力があればラダトーム城は短期間に建造できそうです。
また、暗黒のオーブを守るにはそれに精通しているに越したことはなく、ラルス王家の前身は暗黒のオーブを守るために地下世界にやってきた大地の精霊恩寵教団の末裔と考える事もできます。
浮遊城である竜の女王の城が地上世界に現れ光の玉は竜の女王が管理する
わざわざ光の玉を持ち出した理由としては
竜の女王はこの頃から体調が思わしくなく光の玉なしでは地上世界を守る事ができなかったから
などの体力的・能力的な理由なら腑に落ちる
ゾーマと謎の勇者
紋継17巻172話のゾーマと謎の勇者の場面は謎です。紋継32巻310話でゾーマが『殺しても殺しても湧いてくる勇者どもが…』と呟く場面があります。このセリフから勇者と戦うのは一度や二度ではないと推測されます。
謎の勇者は連綿と続く勇者の血脈・ロトに繋がる血脈ではありません。ロトに繋がる血脈はアルト時代以降アリアハンで隠し続けているからです。ゲーム版ではサマンオサ出身の勇者サイモンがいたり、多くの勇者が存在するかのようなセリフがいくつか登場しています。きっとロト紋シリーズにもこういったロト以外の勇者がおり各々ゾーマと戦ってきたのでしょう。
謎の勇者と戦う時期はルビス石化以降でしょう。人間が魔界の拠点に攻め入る事は困難でしょうし地下世界のゾーマ城で戦ってと考えるのが現実的だと思えます。オルテガ方式でゾーマ城に辿り着く事になりますが…オルテガ同様無事に泳ぎ切った勇者もいたのかもしれませんね。
鉄兜を装備する謎の勇者とゾーマとの死闘
このイメージにアロスの勇者の血脈が動くが同じロトの血脈ではないはず
大魔王の姿や勇者としての意志を持つ者に反応したのでは?
1.オルテガ登場
場所 | 内容 | 出典話数 |
オルテガの父が城のトーナメントに 出場する予定だったが怪我により不参加となる メアリーが馬鹿にしている
時が経ち、オルテガの父とメアリーが結婚する メアリーがオルテガを身籠る
オルテガの父が馬に蹴られて負傷する メアリーが出産する オルテガの父が生まれたばかりの子に 馬の名前・オルテガと名付ける オルテガの父が息を引き取る |
エデン40話 | |
≪ロト紋1話開始時+13年より百数十年前≫ コロポックル達に神仙術などを伝える |
ロト紋53話 | |
ゾーマ城 |
ルビスから切り離された魂が彷徨う 無意識にもゾーマの元へ導かれる |
紋継309話 |
地上を統べる魔物達の全てを産む
ゾーマが世界を滅ぼした後に理想の世界を産むよう クインゾルマに未来を託している |
紋継229話 | |
怨念の産女 |
紋継285話 | |
創生の魔女、ゾーマの妃 大魔王が君臨する前に封じられていたので ロト伝説に登場しない
*『大魔王が君臨する前に』は 『勇者アレルの冒険前に』では? *クインゾルマと出会った後から 地上世界の侵攻が激化する? |
紋継189話 | |
魔界 |
勇者の血脈を滅ぼすために世界を見渡す目が必要 ラーミアの卵を孵すための装置・オーブの泉を作る ラーミアを味方にして勇者の血脈を探し出そうとする
*勇者は人でありながら人ならざる強さを持つ 呪われた血脈 |
紋継229話 |
・ |
*16年後の勇者アレルの旅立までには開店し 世界的に有名な店にしなければならない *世界が不安定になってきたこのタイミングで開店? |
外伝ここより |
勇者アレルが誕生する 勇者アレルが赤子の頃 勇者オルテガが魔王バラモス討伐の旅に出る
*ゲーム版では勇者の年齢は16歳 アレルの冒険開始より16年前の出来事? |
紋継199話 | |
場所不明 |
勇者オルテガが大賢者と共に行動する |
紋継199話 |
ダブラの聖域 |
ガイアの剣がダブラの聖域から離れている
*ゲームではサマンオサの勇者・サイモンが 手にしている |
紋継37話 |
ゾーマ城 |
勇者の血族に対抗するため呪文を独占しようとする 魔物のみが呪文を使えるように闇の台座を作らせる クインゾルマが神器を奪う計画を発案する |
紋継229話 |
魔界 |
≪紋継1話開始+半年より百数十年前≫ 計画通りに地上を侵攻していると報告を受けている クインゾルマが一足先に地上に赴く |
紋継149話 |
ゾーマ城 |
≪紋継1話開始+半年より百数十年前≫ 大精霊の力を取ってくるよう頼まれる
*大精霊の力=神器 |
紋継159話 |
潮の神器を狙う |
紋継229話 | |
≪紋継1話開始+半年より百数十年前≫ ロウダイが神座の危機を察知して チュクチの神域からやってくる
クインゾルマがロウダイの精神を乗っ取り 神座の結界を突破させようとする
途中でロウダイが正気を取り戻す
*蜃気楼の塔で移動? |
紋継157話 | |
・ 北部山岳地帯 |
≪紋継1話開始+半年より百数十年前≫ |
紋継157話 紋継191話 紋継199話 |
バハラタ北部の山岳地帯まで追い詰め 水晶に封印する |
紋継157話 紋継191話 紋継199話 紋継229話 |
|
水晶を地中深くに封印する |
紋継157話 紋継191話 |
|
封印後力を使い果たした大賢者が倒れる |
紋継191話 紋継199話 |
|
ジパング? 潮の聖域? |
オルテガ曰く クインゾルマはバラモスより恐るべき存在 復活すれば世界の危機となる 封印を忘れないようにロウダイに伝える
*戦いの場にロウダイがいない 事後にオルテガがロウダイの元に赴いて報告? |
紋継158話 |
大賢者の家 |
倒れた大賢者が療養している
*蜃気楼の塔が使えない為 *大賢者の家の場所はスー近郊? *オルテガは単身旅を続ける *カダル20歳より前の時期までには大賢者が倒れる |
紋継191話 |
勇者の実家
オルテガ関係のイベントは概ねこの辺りになります。前述のDQ3開始前の頃のイベントと多少時期が平行するかもしれません。
DQ11で言う所の『勇者の実家』はこの頃から存在しています。周りの風景も描かれていますが見事に何もない…城の存在をほのめかしていますが城下町としてはまだまだ未熟だったのではないでしょうか。
DQ3時代初期の頃の勇者の実家
ロト紋・紋継時代と比べると嘘のように閑散としている
アレルが旅立つ頃に勇者の実家のすぐ近くにあるはずのルイーダの酒場も見当たらない
勇者の血脈の人々は大変賑やかで平和に暮らしている
ゾーマ側は連綿と続く勇者の血脈・ロトに繋がる血脈を探し出そうとします。アルト時代に自ら手を下したはずですが、あまたの勇者を前にして疑念が湧いて出たのかもしれません。アレルの父・オルテガもまた勇者なのでオーブの泉はこの頃に作られたのではないでしょうか。
紋継32巻296話でアシモフが勇者の血を魔物の血に近いと評しています。連綿と続く勇者の血脈がロトの勇者として成り立つ頃には、勇者は人間離れした能力を得ていたように思われます。
オーブの泉はゾーマ城ではなく魔界に設置されている
何らかの理由で魔界の拠点のほうが都合が良かったのかもしれない
神器とクインゾルマ封印
ゾーマが地上世界に派遣したバラモスを討伐するべく勇者オルテガが旅立ちます。オーブの泉により勇者を探し出そうとしていたゾーマですが、オルテガの活躍によりオーブを揃える事なく忌まわしき血族・勇者の存在を知る事になります。
勇者オルテガと大賢者
奥に見える城がアリアハン城のようにも思えるが
橋が長く城の形状が細かくロト紋・紋継時代とは異なっている
でもDQ3の地上世界に他に該当しそうな城はないし…
仮にアリアハン城だとすれば勇者オルテガが旅立つ時すでに大賢者が同行していた?
勇者を倒すべく呪文の独占を一計しクインゾルマに一任しますがオルテガと大賢者が介入し失敗に終わります。
オーブの泉は紋継時代にラーミアの卵の中から魔界に戻る場面が描かれている
闇の台座は魔界に戻っていないのでゾーマ城にあったと考えられる
紋継23巻229話では潮の神器を狙っていたかのようにも読める
チュクチの聖域の守人・ロウダイが狙われたのは潮の神器に関連する人物だったからだろうか
なぜオルテガと大賢者がこのタイミングで現れる事ができたのかは明かされていない
紋継時代のアルスのように予知能力のある協力者がいたのかもしれない
この時の大賢者には賢者の力があるので蜃気楼の塔ですぐに駆けつけることが可能なはず
ジパングで始まった戦いはバハラタ北まで移動し、代償を払いつつもオルテガ達の勝利で終わります。
なぜバハラタ北なのか?紋継時代に行われる魔克爆弾実験と結びつける為です。
魔克爆弾実験は現実の地球で1964年に新疆ウイグル自治区のロプノール湖で行われた核実験をなぞらえているように思えます。DQ3の地上世界ではバハラタ北部が該当する場所とされています。
クインゾルマを封じた水晶を地中に封印する 力を使い果たした大賢者が倒れる
大賢者の家の場所は明確にされていません。
家の周りの岩山がスー近郊の岩山に酷似している事、紋継19巻191話でカダルに3つの頼み事をする際にスーの長を頼らせた事から、大賢者はスーに縁があり家もスー近郊にあるように思わわれます。
大賢者の家の周辺
小島の中に木々で隠すようにして小さな家が建っている
周囲を岩山に囲まれているが一部開けている所もある
スー近辺だとしたらスーから北西の辺りにこのような地形がある
クインゾルマ討伐以降大賢者から賢者の力が失われ蜃気楼の塔を拠点とする事ができなかった為か
別の拠点である大賢者の家で休養する事になる
2.アレル登場
場所 | 内容 | 出典話数 |
アリアハン郊外 |
僧侶カダル14歳 魔物達に襲われていた旅人を機転を効かせて助ける |
外伝ここより |
・ |
カザーブ出身の武闘家・フォンとの出会い
デスストーカーとの戦闘
アリアハン王家の戦士・フルカスとの出会い
戦闘後初代ルイーダが僧侶カダルの登録を認める |
外伝ここより |
旅立つ前の勇者アレルがルイーダの酒場を訪れる
*ゲームでは勇者の年齢は16歳 オルテガの旅立ちより16年後? |
外伝ここより エデン41話 |
|
地上世界 |
タオがルビスの身に何かが起こった事を知り 行方を追う 勇者アレルの足跡を辿る旅になる
*タオの髪が黒い *勇者アレルが旅立った後から タオの旅が始まらなければならない |
ロト紋81話 |
勇者ロトがヤマタノオロチを退治する
*ヤマタノオロチは仮死状態のまま ロト紋時代まで眠り続ける |
ロト紋40話 ロト紋41話 |
|
*100年の間に知能がやや低下する |
旧ロト紋12巻 |
|
勇者アレルがガイアの剣を手にし ネクロゴンドの火口に投げ入れる |
無 | |
*以降はネクロゴンドの洞窟内に安置される ダブラの聖域が管理している |
紋継37話 | |
ラーミアの祠 |
勇者アレルがオーブを集めラーミアを復活させる
*紋継33話 グリーンオーブはアリアハンでの入手? |
紋継229話 |
バラモス城 |
勇者アレルがバラモスを倒す |
ロト紋15話 紋継229話 |
場所不明 |
僧侶カダルが賢者に転職する
*カダルはゾーマ戦頃・20歳くらいの見た目と同じ 旅立ちから6年後くらい? 向かうカダルは賢者の姿=バラモス戦前後に転職? |
ロト紋22話 外伝ここより |
大賢者の家 |
カダルが勇者オルテガと共に戦った 大賢者の弟子となる
大賢者はクインゾルマの復活を予見し カダルに3つの頼み事をする
1つ クインゾルマ復活の時代に賢王出現の兆しが現れたら ジャンガのいる時代の蜃気楼の塔を賢王の元へ導くこと (指輪が勝手にやってくれる=指輪もカダルが作った)
2つ 賢者の力の増幅 力を継承させる度に強めクインゾルマ復活に備える |
紋継199話 |
3つ スー族の族長に伝承すること
死の床で弟子のカダルに賢者のサークレットを渡し 賢者の力を継承する カダルに第三の目が現れる
大賢者の遺体は残らない 力のみの存在となって何処かへ去る |
紋継191話 | |
鍛冶屋ムラクが勇者アレルに王者の剣を造る |
ロト紋39話 ロト紋40話 ロト紋41話 ロト紋53話 |
|
勇者アレルが地下世界に旅立つ前に訪れる 美しい竜の女王は重い病に冒されており 余命幾ばくも無い状態だった 竜の女王は天上界の神の一人古の竜神の血を引く末裔 精霊ルビスに代わり長い間地上世界の人間を守っていた 勇者アレルが竜の女王から光の玉を授かる |
ロト紋15話 ロト紋60話 ロト紋63話 |
|
タオが竜の女王と会う 女王から杖を託される
*タオの背後に竜神族が沢山いる *タオの髪は白髪 *息子である竜王の危機に備えている? |
ロト紋63話 | |
竜の女王が死ぬ間際に一つの命・竜王を産み落とす |
ロト紋15話 LⅢ |
|
ゴルゴナが竜の女王の城へ攻め込む?
*攻め込んだ時期は不明 *残りの竜神族を全て殺害?何処かへ退避? *卵には手が出せなかった? |
ロト紋63話 |
|
勇者アレルが再び訪れた際 竜の女王の姿はなくベッドに1個の卵だけが残されていた
*訪れた時期は不明 |
ロト紋63話 | |
*竜の女王の城で何が起きたのかは解明されていない |
ロト紋15話 | |
勇者アレルがギアガの大穴より地下世界へと赴く
*蜃気楼の塔で移動しない カダルは地下世界に行った事がない=出身地ではない |
ロト紋15話 |
|
ゾーマ城近郊 |
勇者アレルがゾーマ城近くまでやってくる
*ゾーマ城は四角い外観 |
ロト紋35話 |
ゾーマ城 |
ゾーマの城での最終決戦に向け ゾーマが闇の衣を纏う準備を進める 闇の衣は生気を蝕む諸刃の剣、呪文を無効化する |
紋継229話 |
闇の衣は受ける呪文を無効化する 急速な老化が肉体を蝕み命を削り取る 魔装具から闇の衣へと装備を変える 魔石融合炉から出る瘴気が闇の衣になる
*どこで採掘した魔石かは不明 |
紋継189話 | |
ゾーマは闇の衣の副作用により 生気を半分失った状態で戦う |
紋継229話 | |
勇者アレルがゾーマと戦う |
ロト紋5話 ロト紋35話 ロト紋63話 紋継159話 エデン41話 |
|
光の玉で闇の衣を剥ぎ取る 勇者アレルがゾーマを倒す |
ロト紋5話 | |
光ある限り闇もまたある 再び何者かが闇から現れよう だがその時はお前も年老いていきてはいまい
*大魔王ゾーマが死ぬ前に残した呪いの予言 |
ロト紋7話 | |
ゾーマの魂は冥界の奥深くに留まる |
紋継300話 |
|
紋継304話 | ||
勇者アレル達の足元が崩れる |
ロト紋5話 | |
地下世界 |
ゾーマが倒されルビスの封印が解かれる
ルビスの石化を解いた際に 『せいなるまもり』をもらう |
ロト紋80話 ロト紋86話 |
北の洞窟 |
ゾーマ城から洞窟に移動し地下世界に戻る 地下世界に光が戻っている |
エデン41話 |
勇者アレルと聖戦士達が聖なる誓いを交わす この世が再び邪悪で覆われた時 我らもまた勇者の元に集わん
*勇者アレルと3人の聖戦士の聖なる誓い |
ロト紋6話 ロト紋7話 ロト紋35話 |
|
ロト紋7話 | ||
タオがルビスの行方を追って ギアガの大穴へやってくる ギアガの大穴が閉ざされ地下世界への通行を妨げる
*タオの髪が黒い *ゾーマの最期を示す出来事 |
ロト紋80話 |
アレルの旅立ち
アレル関係のイベントはこの辺になります。前述のオルテガ関係のイベントと多少時期が平行するかもしれません。アレル関係のイベントはゲーム版DQ3に該当します。所々差異はありますが基本的にはゲーム版と同じです。
ロト紋15巻『外伝ここより永遠に…』でアレルがルイーダの酒場にやってくる少し前の出来事が描かれています。
アリアハンの郊外で魔物達に襲われていた人々を助けるカダル
勇者パーティーの中で唯一年齢が明記されている人物
オルテガ誕生の頃は何もなかったアリアハンだがアレルの頃にはルイーダの酒場が存在し繁盛している
ルイーダの酒場の看板は複数パターン存在する
ここでは ᛚᚢᛁᛖᛞᚨ’ᛋ ᛒᚨᛉ → LUIEDA’S BARのパターンとなっている
切り盛りしているのは初代ルイーダ
ルイーダの見た目は『H2O』のメラのオマージュだと思われる
同じ名前の酒場が登場するDQ9が過去とすればDQ3のルイーダの酒場は初代と言いつつ実は復活扱いになる?
ルイーダの酒場での戦闘を経て
カザーブ出身の武闘家フォン、王宮戦士フルカス・僧侶カダルが意気投合している
紋継時代に登場する拳法使いのチャンもカザーブ出身だと名乗っている
カザーブの拳法使いとノアニール寺院の前身はDQ11のドゥルダ郷と思われる描写が登場している
フォンやチャンの出身地はDQ11時代以降名のある拳法使いを輩出する名門の地となっている
まだあどけなさの残る勇者アレルが現れる
作中での年齢は明確にされていないがゲームと同様とすれば16歳となる
アレルの旅立ちはエデンでも描かれている
上のコマの外側4人は恐らくアレルの家族、左上は旅立った頃のオルテガ
上のコマ中央下の人物はアリアハン王
タオの旅立ち
アレルを追う形でタオも旅立ちます。気になるのはタオが目覚めてから旅立つまで随分時間が空いてしまっている事でしょうか。長く封印されていた為体が上手く動くまでに時間がかかった等と考えるとか…これで数十年は稼ぎたい所です。
ロト紋11巻59話時でタオの年齢は145歳とされていますが、実際にはDQ3時代でかなりの時間が経過しているので難しい設定です。
物語的(?)にはムー滅亡時+10数年の年齢で旅を開始するイメージ?
実際には上記の年齢+ルビス石化からアレルが旅立つまでの年月が加算される
旅をするタオの場面がいくつか描かれているが髪が白髪な時もあり…
ラーミアの復活
作中では詳細に描かれてはいませんがアレル達は6つのオーブを集めラーミアを再生・復活させます。
概ねゲーム版と同様にオーブを入手すると思われますが、グリーンオーブだけは入手先が異なるかもしれません。ゲーム版ではテドンですが、ロト紋版ではアリアハン城となるかもしれません(紋継4巻33話)
グリーンオーブの状況については以下の記事を参照下さい。
【魔克爆弾実験編】
カダルの転職
僧侶としてスタートしたカダルですが途中で賢者に転職します。ラーミアに乗っている時には賢者になっています。時期的にはバラモス討伐の前後だと思われます。体格的に最終決戦の頃と大差ないのでカダルが20歳くらいの出来事でしょう。
作中ではラーミアに乗る場面がいくつか描かれている
上の2コマでパーティーの様子が把握できる
ロト紋は基本的にFC版DQ3に合わせているのでラーミアは白い鳥の姿をしている
ロト紋時代のカダルとキラのセリフ
カダルは年齢を20歳で固定し続けていると推測される
カダルは大賢者の弟子となりその後継者として賢者になります。
ロト紋時代のポロンや紋継時代のベゼルよりあっさり大賢者になったように見えるカダル
師匠である大賢者の死が迫っていた事もあってかかなり手早く進めている
カダルは僧侶として長く呪文を扱ってきたのでポロンやベゼルより継承が容易かったのかもしれない
最終決戦
竜の女王の城で光の玉を受け取り地下世界へと向かいます。
ゾーマを倒すために竜の女王がアレルに光の玉を託す
アレル達はギアガの大穴から地下世界に向かいます。
カダルは大賢者の力を受け継いでいるので蜃気楼の塔で移動する事が可能なはずです。
紋継29巻277話でポロンが地上世界から地下世界へと蜃気楼の塔で移動しているので上の世界と下の世界を行き来する事は可能なはずです。
蜃気楼の塔を出現させる場所には制約があり、賢者が一度行った場所のみとされています(紋継34巻314話) 紋継からの設定ではありますがこれを当てはめた場合、カダルは地下世界に行った事がない=カダルの出身地ではないという事になります。
蜃気楼の塔の設定の1つ
もしカダルが地下世界出身であればわざわざギアガの大穴から地下世界へ赴く事はないはず
メタ的にはゲームと演出を合わせたという事になるのだろうが
カダルの年齢が14歳から20歳になっている事からアレル達が旅立ってから6年後になると思われます。
ゾーマ城近くまでやってきたアレル達 ゾーマ城は四角い外観をしている
ゾーマ討伐前のはずだが地下世界が闇に包まれていないような…
紋継3巻23話で地下世界の闇の時代について言及されているので本当は闇のはず?
最終決戦前のゾーマ 闇の衣を纏いゲーム版DQ3の姿へと変わる
ローブの下の首元から魔装束らしきものが見えているようだが
紋継時代ではゾーマの遺骸を回収する前に魔装束を所持している
よってここでは魔装束は装備しておらず別の場所で保管している事になる
最終決戦はロト紋1巻5話で詳細に描かれている
王者の剣の文字はゲーム版と同じ
ᛞᚱᚨᚷᛟᚾ ᚿᚢᛖᛋᛏ → DRAGON QUEST
この時のアレルは未来から子孫アルスの気配を感じ取っており
アルスに勇者としての模範を示している
ゾーマとの最終決戦の後アレル達が戻ってくる場面
ゲーム版DQ3に準拠しゾーマ城からラダトーム北の洞窟へ送られる
大魔王ゾーマが死ぬ前に呪いの予言を残す
アレル達が聖戦士の誓いを交わす
竜神族のその後
竜の女王以外の竜神族達がその後どうなったのかは明らかにされていません。紋継時代に天空界が描かれますが竜神族の姿はありません。DQ3時代に卵の状態の竜王を一人残して消えています。
紋継34巻316話で竜の女王は竜神族最後の生き残り、竜王はその遺児とされています。タオが竜の女王から杖を託される場面に他の竜神族も存在しているように見えますが、竜神の能力が低く竜神族と名乗れる程でもないと考えるべきか…
LegacyⅢのインタビューで竜の女王の城は浄化された土地との見方が出ていますが、浄化された土地の守りも空しくゴルゴナが攻め入ったように見えます。そして残りの竜神族はみな殺された、もしくは何処かへ退避し戻る事はなかったという事でしょう。卵の竜王だけは何らかの守護により手出しができずゴルゴナが引き下がったとすれば、ロト紋12巻63話の卵に手を伸ばすゴルゴナの場面も、LegacyⅢの竜王は竜の女王の城で密かに生まれたとされている点も成り立ちます。
竜神族がいなくなったメタ的な理由としてはロト紋シリーズより後期のDQ1~DQ2やDQ7の時代に竜王以外の竜神族が登場しないからでしょうか。
『何人たりとも卵に手を出す事はできない』はゲーム的なメタ設定とも言える
ロト紋時代に竜王がタオから杖を受け取ると竜神族と自身に関する情報が流れ込む
タオが杖を託される場面が描かれている
竜の女王から託された杖により竜王はロト紋時代・紋継時代に命を救われる事になる
ロトの紋章
この時代の『せいなるまもり=ロトのしるし・ロトの紋章』がどうなっていたのかは明かされていません。ゲーム版ではルビスの塔でルビスの石化を解いた時に聖なる守りを授かりますが、ロト紋版DQ3ではルビスの石化が解けるのはゾーマを倒した後です。
ルビスが聖なる守りを誰かに託した等していない場合は、アレルは聖なる守り無しで最後まで戦っていた事になります。
ロト紋へと続きます。
※ 紙媒体の漫画をスキャンした物を引用している箇所があります。
冊子スキャン時特有の歪みやノイズが出ている所があります。
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