紋継:失われし日後編とは、失われし日より後~紋継1話開始までの5年間の時期です。
地下世界では国王夫婦・家臣団を失いアレフガルドが荒廃していきます。地上世界では魔石を巡ってロマリア・ポルトガ・エジンベアの三国が争います。三国の争いはイシスとロマリアの戦いを勃発し三国の関係にイシスも巻き込んでいきます。
聖戦士の中で唯一封印を逃れていたヤオが行動を開始します。リーやユイも剣王の里を出発しラダトームを目指します。紋継1話に向けて事態が動いていきます。
断片的に語られる出来事の時系列を考察していきます。
*この記事には2022/12/2発売のヤングガンガン2022 NO.24に掲載された短編の影響はありません。
1.異変後前期
場所 | 内容 | 出典話数 |
地下世界 |
国王夫婦・家臣団を失いアレフガルドが荒廃する |
紋継2話 |
全世界 |
世界中から呪文が失われ地上・地下でも混乱が続く |
紋継2話 |
神座に神器を守らせる霊獣を四方に4体配置する |
紋継177話 |
|
ラダトーム城下町の住人が祟りを恐れて城から離れる |
紋継18話 |
|
裏庭のバラ園は封印されていて手が出せない
*光の玉を守るため? *竜王自ら光の玉を取りに行かない |
紋継14話 |
|
ロマリア ・ ポルトガ ・ |
呪文が失われた事により それに代わる技術開発に血眼になる ロマリアの魔石鉱脈を巡って三国間戦争が勃発する 三国の地域が「血の三角」と呼ばれるようになる |
紋継148話 |
レーベ |
呪文が失われた事により新たなエネルギーとして 魔法の玉が注目される 瞬く間にレーベが発展する |
紋継242話 |
呪文の消失以降魔法宮は魔石研究所に地位を脅かされる
*魔法の玉の魔法宮より魔石研究所のほうが 地位が高くなる |
紋継241話 |
|
レーベ法皇は魔法宮で権威を誇示し 癒着している魔石研究所で利権を支配する |
紋継242話 |
|
*魔法使い達が虐げられているのは失われし日より前から |
紋継278話 |
|
ギアガの大穴 |
ギアガの大穴に桟橋が建設される 旅の扉も作られる |
無 |
飛空艇はアリアハン教会が取り仕切る
|
紋継24話 |
|
竜王城 |
大魔王ゾーマの亡骸から瘴気が生じ 瘴気から魔物が生じている 物理攻撃が効かず呪文が失われてしまった為打つ手がない 放置するしかない状態が続く |
紋継194話 |
地下世界 |
【紋継1話開始より4~5年前?】 【襲撃当日】 【夜間】 *アロスが羽飾りをつけるまでの前日譚 *10歳時のステアホープ襲撃より前の出来事 *チキの成長の事もあるので8~9歳頃の出来事?
夜に鷹の師団が街を襲撃する
*地下世界に夜の描写 |
紋継15巻 |
鷹の師団 |
【襲撃?日】 【夜間】 アロスを案じるア・カギに ジェドが荒療治を持ちかける |
紋継15巻 |
・ 南の山 |
【襲撃?日】 【日中】 ジェドから一人で翼竜の爪を取ってくるよう 指示されたアロスがやってくる
翼竜の爪は魔除けとして重宝されていて ポルトガの豪商が高値で買い取ってくれる
アロスが見惚れていた鳥が翼竜に殺されてしまう 激高するアロスが翼竜を瀕死に追い込む 瀕死の翼竜が最後の力を振り絞って 翼竜の子供に給餌をする 翼竜が力尽き巣ごと崖下に転落する
アロスが失われなくてもいい命を 奪ってしまった事を悔いる 奇跡的に生き残った翼竜の子供を保護し 決意の証として美しい鳥の羽を髪に着ける |
紋継15巻 |
鷹の師団 |
【襲撃?日目】 【夜間】 アロスが連れ帰った翼竜の子供・チキを育てる |
紋継15巻 |
イシス |
【紋継1話開始より4年前】 武闘大会開催 優勝はハロルド
*イシスとロマリアの戦い前の 平和な時期でないと開催できないのでは? |
紋継93話 |
異変後1年の間に起こりそうな出来事です。
レーベ
失われし日より前からレーベ法皇の権力が強く魔法使い達が虐げられていたレーベですが、魔法が失われた事によりレーベ法皇の権力が盤石となります。
失われし日より前のレーベについては以下の記事を参照下さい。
【紋継・ロト紋後編】
失われし日より後の交通網
旅の扉
ロト紋時代でもゲームに登場していない旅の扉が新設されていたようですが、呪文が失われた為か紋継時代にはより多くの旅の扉が新設されているようです。
パーフェクトガイドブックではロト紋シリーズの旅の扉は異空間を通過して別の場所へと移動するものとされています。 ロト紋における旅の扉はネット回線をイメージするとよいのかもしれません。
全ての旅の扉は異空間に繋がっており双方通行や一方通行などあらかじめ動作が決められています。理由を付けるなら異空間を制御して転送先を任意に設定するのは難しい為あたりでしょうか。メタ的にはゲームと同様にするためです(ゲームではシナリオ進行やゲームバランスの都合で転送先が限定されている) これにより旅の扉は直接接続されているかのような動作をしています。
また異空間を通る際に他の使用者と出会うといった描写はされていないので使用毎に転送ルートが確立されていると考えられます。
紋継時代では旅の扉を通行するのに割り符が必要だったり(紋継1巻1話)、高い料金が必要だったりと(紋継4巻35話)、通行に制限が設けられている場所があります。
紋継時代に数多く設置されている旅の扉
多くは東屋のような外観をしている
風土色豊かな形状をしているものもあり見ていて楽しめる
旅の扉を使用している間の描写
視界がぼやけている様とタイムラグの発生が確認できる
ロト紋では旅の扉使用時にゲーム同様独特のSEと共に周囲が揺らぐ様が描かれていたが
紋継では旅の扉使用時に強い光が現れる描写に変わっている
飛空艇とアリアハン教会
飛空艇をアリアハン教会が取り仕切っている理由は不明です。紋継3巻24話ではアリアハン教会と地下世界の関係を匂わせています。アリアハンとラダトームは同盟国ですがそれはジパングも同様なような…(紋継15巻155話)
失われし日以降ルーラが使えなくなった事により移動手段が限られるようになっている
ロト紋時代ではアリアハンは9か国を統合する国際貿易都市とされています(ロト紋3巻16話) ジパングよりも開かれた国であり新たな交通網を整備するのに適していたと考えられます。公平さや社会貢献を重視して国営色と企業色の薄い教会が取り仕切っている感じでしょうか。
飛空艇の交通網の整備により、ギアガの大穴経由ではあるがラダトームはアリアハンに最も近い国となります(紋継4巻33話)
紋継時代のギアガの大穴
DQ3時代にゾーマ討伐後に閉じられたギアガの大穴はロト紋時代には開かれている
紋継時代でも開かれたままだが桟橋が建造され飛空艇の発着所となっている
物流拠点にもなっており荷役作業が行われている様子も描かれている
地下世界へ行くためには桟橋の中央にある旅の扉を使用するしかないとされている
紋継時代のアリアハンの全体図は3巻表紙+背表紙を見るとわかりやすい
左がアリアハン城で右がナジミの塔 中間の大きな建造物がアリアハン教会
紋継時代のアリアハン教会は港町側に移動した感じだろうか
右上の文章は草案で実際のストーリーとは異なった内容となっている
グノン戦でアリアハンの民衆が祈りを捧げていた所
(タルキンとアルスの葬儀が行われていたのはアリアハン城内の教会)
アリアハン教会はアリアハン城へ続く橋の右側 ゲーム同様に城の東側にあった
ゲーム版DQ3に登場したアリアハンの各施設はアリアハン城近くに建っている
紋継時代のアリアハン教会
ロト紋時代のアリアハン教会とは比べようもないくらいににゴージャスに…
飛空艇運営で得た足回りと利益でエメリア達が物質の輸送などの奉仕活動を行っていると思われる
呪文に頼らない交通網が整備されても、バハラタでは行商の出入りが減り仕入れがままならないとされています(紋継16巻160話)
竜王の動き
光の玉の保護
竜王がラダトーム城異変の後にラダトーム城に兵を派遣しているのは光の玉を保護する為でしょう。オーブの間には女神像が設置されており突破される事はまずないはずではありますが、念の為竜王軍を派遣していると思われます。
竜王が直接光の玉を取りに行かない理由はまだ人間に託している最中であり直接手出しする段階ではないと判断しているからでしょうか。魔物側にも呪文が使えない影響が現れているはずですが、この時点での地下世界における魔物社会は竜王の統治により人間社会ほどの混乱は起こっていないようです。
失われし日以降のラダトーム城
魔物が占拠しているが野良の魔物には見えない
ロト紋時代同様に城内を隅々まで調べ上げているようだがバラ園だけは手付かずとなっている
大魔王ゾーマの玉座の間
失われし日以降の竜王の動きとして竜王城の地下・ゾーマ城の調査と改修の継続があります。
DQ3の最終決戦の場・大魔王ゾーマの玉座の間はいつ発見されたのか?
玉座の間の攻略には呪文が必須とされています。失われし日より約2年前にシルシルとミシルによって発見されたという事はないはずです。呪文のエキスパートであるシルシルとミシルがいて攻略できないはあり得ません。竜王軍にも高度な呪文使いがいて然るべきでしょうし、失われし日より前に竜王軍によって発見されたという事もない気がします。
失われし日より約2年前にシルシルとミシルによって発見された隠し部屋は玉座の間以外のゾーマ城の一部という事になるのではないでしょうか。
シルシルとミシルが約7年メルキドに留まっている間に竜王軍の調査に協力する事はあると思います。失われし日より以降にシルシルとミシルの協力を得て玉座の間が発見されたが呪文が使えないため攻略できなかった、という事であれば問題ないと思います。
紋継18巻189話と紋継19巻194話にシルシル・ミシルと隠し部屋の事が描かれている
シルシルとミシルが虹のしずくを使って竜王城にやってきた時に玉座の間を見つけたようにも読めるが
呪文による攻略という点を踏まえると状況は異なるように思える
シルシルとミシルが虹のしずくを使って竜王城にやってきた時の発見は隠し通路に留まるようにも思える
玉座の間に辿り着く前に失われし日がきてしまったと思われる
大魔王ゾーマの遺骸の前に邪神の像が落ちています。
アルト時代にゾーマとシドーは対決しています。暗黒のオーブの一部を取り込んだゾーマの方が力は上でした。その後のシドーはと言うと紋継時代にアロス1人にあっさり封印されているのでまだまだDQ2時代ほどの力は得ていないようです。
紋継時代より前のDQ3時代のシドーはDQ3時代のゾーマよりはるかに格下だと思われます。DQ3時代に大魔王ゾーマが邪神シドーを崇拝するために邪神の像を祀ることはないはずです。
ロト紋時代に邪神の像は通信機として用いられる場面が描かれています(ロト紋1巻1話)
これについては以下のインタビューでコメントされています。
つまり竜王は、シドーの存在自体は異魔神の時代から知ってはいたけど、邪心の像を通信機扱いするなど、眼中になかった。
ロト紋シリーズにおいては邪神の像は単なる通信機にしかすぎずDQ2時代ほどの意味は持ち合わせていないと。とすれば、失われし日以降に大魔王ゾーマの玉座の間を発見し、すぐさま通信機として邪神の像を設置したものの瘴気の魔物に襲われて慌てて撤退した、と考えるほうが自然なように思えます。
途中に台座ごと破壊された邪神の像が転がっている
羽根飾りとチキ
アロスの幼年期のエピソードです。9歳頃だと思われます。羽根飾りを着けるまでの前日譚です。
地下世界の夜の描写
アロスの幼年期のエピソードでは地下世界の真っ暗な夜が描かれています。
地下世界のどこかの町に夜襲をかける鷹の師団
幼いアロスがあっさりと村人を倒している
ロト紋時代では地下世界の天候は光の玉でコントロールされているとされ(ロト紋6巻33話)、夜でも真昼のように明るいとされていました(ロト紋7巻37話)
アレフガルドを昼夜光で満たすメタ的な理由はロト紋連載時にロト紋の未来であったFC版DQ1とDQ2に準拠するためだと思われます。昼夜の表現はFC版DQ3から始まったものであり、FC版DQ1とDQ2では夜の表現がありません。ナンバリングのゲームシステムの差を設定でカバーしています。
この時点では光の玉はラダトーム城の地下洞にあるオーブの間に安置されています。光の玉が安置されていても夜の暗闇が描かれる理由は2つ考えられます。
- 闇のオーブがなくなり暗黒のオーブの存在を知らないアラン達が昼夜の光の必要性を感じなくなりコントロールをしなくなった為
- 失われし日にラダトーム城異変によって王家の人間が無力化された事により、光の玉をコントロールできる存在がいなくなった為
メタ的な設定として、ロト紋連載の途中に発売されたSFC版DQ1・2においてDQ2で夜の演出が入った事を皮切りに、概念的なものであった夜が現実的な物へと変わります。ロト紋シリーズの未来がFC版からSFC版以降のゲーム版となり、それに伴い地下世界の昼夜の光の設定は不要になったように見えます。エデン・Returns・紋継ではアレフガルドの夜が描かれるようになります。そう言った理由から失われし日以降に明るい夜が描かれる事はなくなります。
美しい鳥
鷹の師団のお親・ジェドの発案でアロスは翼竜の爪を取りに行きます。道中美しい鳥を発見します。
出現場所はドムドーラ南の山の上とされている
いくつか色や形状が近い鳥を挙げてみます。
ごくらくちょう・ほうおう
DQ3に登場しています。頭部は似ています。尾羽の形状が異なります。
ひくいどり
DQ11に登場しています。DQ1~3には登場していません。ネクロゴンド火山でイサリが戦っています。嘴の形状が異なっています。尾羽の形状が異なります。
聖鳥
DQ10 Ver.3に登場します。頭部や尾羽の形状が異なります。
紋継15巻の発売が2012年、DQ10 Ver.3の発売が2015年なので元ネタとしては考えにくいように思えます。
レティス(DQM-J2)
DQM-J2に登場します。頭部の後ろの2本の長い羽根や首の長さ、胸部のもふもふが異なっています。尾羽が2本に分かれている点は似ています。
紋継15巻の発売が2012年、DQM-J2の発売は2010年ですが、紋継1巻の発売は2005年です。紋継1巻の時点で羽根を身に着けているので元ネタとしては考えにくいと思います。
完全一致しそうな鳥は見つけられませんでした。
名もなき美しい鳥と受け取る事もできますが、アロスが常に身に着けていても傷んだ様子がない事から名のある鳥と受け取る事もできるような…答えがないようなのでここは各々好きに考えてもよい所でしょうか。
チキとの出会い
美しい鳥が翼竜に襲われます。翼竜は他の地域にも生息していますが、ドムドーラの翼竜は後頭部が長く黒目がちで優しい目をしています。アロスは翼竜に激高し戦いの末致命傷を与えます。
アロスは殺す気はなかったと話すが翼を切り落とされ飛べなくなった翼竜の行き着く先は結局死しかない…
アロスによって致命傷を受けた母翼竜は我が子の元へ行き最後の給餌を行う
力尽きた母翼竜が崖から落ち子供達も死んでしまう
チキだけが生き残りアロスが連れ帰る
ジェドの一面
この前日譚ではジェドがア・カギとアロスの親役になっています。最初はア・カギの顔を立てての発案かとも思いましたが、チキを連れ帰ったアロスに甘いんですよね。盗賊団のお頭という恐ろしい立場ではありますが、仕事の際には一応殺さないよう指示を出していますし、複数人の王家の子供の面倒を見ています。作中では語られていませんが何か特殊な経歴があるように思わせる人物です。
チキの世話をしているアロス
姉の立場のア・カギと親の立場のようなジェド
ジェドの人柄という事もあるだろうがアロスの身分を知っていての対応とも思われる
2.イシスとロマリアの戦い
場所 | 内容 | 出典話数 |
イシス北 |
【紋継1話開始より4年前】 【失われし日より1年後】 三国間戦争により財源が逼迫したロマリアがイシスに侵攻する |
紋継102話 紋継148話 |
過去にロマリア・ポルトガが共同開発した巨大母船を用い 海上から1基の巨人人型兵器を派遣する |
紋継152話 |
|
ピラミッド |
【夜間】 イシスの見張りが海上に巨大空母と巨大人型兵器を発見し 急ぎイシスへ伝える
*ピラミッド頂上が攻撃された? 紋継126、127話等では頂上の欠けたピラミッドが描かれており 見張り台は無くなっている |
紋継103話 |
イシス |
【日中】 ロマリア襲撃の報告を受けイシスに緊張が走る |
紋継103話 |
イシスにはまだ軍隊がなく民間から義勇軍を募る |
紋継102話 紋継103話 |
|
タクウ・アダバン・アブサン・司祭・神官(息子?)が 義勇軍に加わる |
紋継103話 |
|
砂漠で待ち伏せて奇襲をかける 罠を仕掛けて巨大人型兵器の足止めをする作戦が立てられる |
紋継102話 |
|
イシス北 |
イシスの北、アブサン・アバダンの母・セナが 緑化していたオアシスが戦場になる |
紋継103話 |
巨大人型兵器が罠にかかる前に オアシスを守ろうとするアブサンが飛び出す イシス軍の場所が知られてしまい作戦が失敗する 巨大人型兵器にイシス軍は倒されていく |
紋継102話 紋継122話 |
|
息子を失った司祭が爆弾を持って巨大人型兵器に特攻する
*巨大人型兵器は左足を破壊されたのみ 巨大人型兵器の操縦士が外に投げ出され無力化する
ロマリア軍が全滅する
*巨大人型兵器は紋継306話で回収されるまでこの地に残る |
紋継102話 |
|
*武闘大会でアバダンが司祭のペンダントを持っている |
紋継103話 |
|
イシス軍の生き残りはほんの数名 オアシスは踏みにじられて枯れる |
紋継102話 |
|
ロマリア ・ イシス |
イシスロマリア戦が停戦される
*ロマリア王は侵略の機会を覗い続ける |
紋継163話 |
人型兵器を運んだ巨大母艦は ポルトガが所持する事になる |
紋継152話 |
|
イシス |
イシス軍の作戦を失敗させたアブサンが責められる 死神アブサンのあだ名がつけられ忌み嫌われる |
紋継102話 |
イシス |
【紋継1話開始より3.5年前】 【失われし日より1.5年後】 ゼラニウム王女が王女の権限を使って イシスへ友好使節団を派遣する ロマリア秘密行動部隊に属してしたジルを 使節団一員としてイシスに派遣する |
紋継163話 |
ハイネはジルがイシスへ赴いた理由を知らない |
紋継154話 |
|
*ジルがイシス移住の際にファンに世話になっている |
紋継150話 |
|
*ファンの劇場でダンサーとして活躍した時期がある |
紋継85話 |
|
イシス王宮 |
【日中】 イシスの対ロマリア外交が増える ジルがラーニャの家庭教師になるが ロマリアをよく思わないラーニャが強く反発する |
紋継10巻 |
イシス街中 |
【日中】 ジルがラーニャの誕生日の花火を仕掛けを手伝う 火薬の買い出し、城の南の高台に運ぶ
*花火の仕掛けを隠すため 高台は危険なので近づくなとお触れが出されている
ラーニャが昔ムスタファが使っていたアジトに出入りする 昔ジェファが使っていたような手下達と会話する
*外伝イシス
ラーニャがジルを疑う |
紋継10巻 |
イシス王宮 |
【日中】 ラーニャの誕生日前日 ラーニャは宝物庫から穴の空いた空飛ぶ絨毯を持ち出す |
紋継10巻 |
イシス ・ 南の高台 |
【夜間】 ラーニャが城の南の高台を目指す 途中で絨毯が炎に包まれる ジルが必死でラーニャを救う
ラーニャとジルの衝突 ジルとラーニャが和解する |
紋継10巻 |
イシス |
ジルが時折ゼラニウム王女に イシスの生活についての私的な手紙を出す |
紋継163話 |
ロマリア |
【紋継1話開始より3.5年前】 【失われし日より1.5年後】 ロマリア前王がいくつもの罪状により 法王庁の勧めで王位を退く 三国間の状況もあり諸外国には通達せず |
紋継163話 |
ロマリア ・ イシス |
ロマリアとイシスの同盟が締結される ロマリアは軍事技術の提供、イシスは財政援助
*他国も知ることとなり戦争の抑止力となる、冷戦が続く *詳しい時期は不明 |
紋継148話 |
ロマリア |
以前は武器の原料として魔石を独占していたが 魔石の乱獲を防ぐために所有権を主張するようになる |
紋継152話 |
魔石による爆弾が製造されないよう魔石の採掘場を守っている |
紋継163話 |
|
イシス |
イシスが軍隊を保有する
*紋継1話、失われし日より5年後までには保有し 砂漠の治安に務める |
紋継79話 |
レーベ |
ゼラニウムによって魔石研究所が閉鎖される 魔石研究所に地位を脅かされていた魔法宮が息を吹き返す
*魔石研究所の利権を支配していたレーベ法皇が 利権を奪われゼラニウムを恨む |
紋継242話 |
貢の儀により人々から搾取した魔法力で魔法の玉を造る |
紋継252話 |
異変後1年~1.5年の間に起こりそうな出来事です。
ピラミッド
イシスとロマリアの戦いについては武闘大会編~三国編で語られています。
ロマリアの巨大人型兵器は砂漠の北側から上陸し北のオアシスまで侵攻します。後のピラミッドの状態を見るに、巨大人型兵器は道すがらピラミッドを攻撃しているように見えます。
イシスとロマリアの戦いはロマリアの巨大人型兵器運搬を発見する所から始まる
イシスは魔石を巡る戦いを続けるロマリア・ポルトガ・エジンベアとは無関係だが
海を挟んで隣国な事もあり警戒だけは行っていたように見える
この時点のピラミッドは全て階段状となっている
巨大人型兵器の進行図
砂漠北側から上陸しピラミッドを通過してイシスを目指している
北のオアシスでイシス義勇軍と交戦し破壊される
地図に国名が記されている
・ᚱᛟᛗᚨᚱᛁᚨ → ROMARIA → ロマリア
・ᛁᛋᛁᛋ → イシス(イシスは別の綴りもあり)
イシスとロマリアの戦いから約4年後のピラミッド
上部以外は階段状となっている
上部は破壊された形跡があり巨大人型兵器が道すがら見張り台を攻撃したように見える
ロマリアがピラミッドを完全破壊しなかった理由として
勝戦後にピラミッド内の財宝を収奪する魂胆だった事や速やかな進軍を優先した事が挙げられるのでは?
この頃のピラミッドにはすでにシルバーオーブが安置されています。シルバーオーブの場所は紋継13巻127話でおおよその場所がわかります。階段状でない部分が近く結構上の方に安置されているように見えます。
もしピラミッドの攻撃の際にシルバーオーブの間が破壊されていたら…この頃のクインゾルマ達は外の世界に働きかける事ができないのですぐさまシルバーオーブが敵の手に落ちる事はないかと思われます。ただ後のシルバーオーブ捜しは難航していたかもしれません。
イシスとロマリアの戦いから約4年後のピラミッド内部での戦い
シルバーオーブの間から外へ向かって攻撃している
暗闇に安置したという事で地下にでも置いたのかと思いきやの結構上のほう
司祭
イシスとロマリアの戦いでは司祭とその息子がクローズアップされています。
イシスの司祭とその息子
親子関係は明記されていないが一連の動きを見るに家族だと思われる
ロト紋世界ではジパング以外の国に教会があり十字型、Ψ型、逆Y型のシンボルを掲げている
イシスだけはΨ型とホルスの目の2つのシンボルを掲げている
司祭の息子が義勇軍に加わるよう訴えかけている
司祭のペンダントを譲り受けるという事は司祭一家とタクウ一家とは親しい間柄であったと考えられます。普通なら司祭の身内に渡されそうな物ですが…父一人子一人で身内がいなかったのかもしれません。
約4年後に開かれる武闘大会ではアバダンがペンダントを持って参戦しています。タクウであればセナとの結婚の時に司祭に世話になったとか、そもそも司祭と友人だとかはありそうですが…アバダンの師が司祭だったとかの関係なんでしょうか。もしくはタクウが譲り受けたものを武闘大会でイシスとロマリアの戦いのけじめをつけるためにアバダンが借り受けたとか…
義勇軍を募る御触書が掲げられる場面
タクウ一家と司祭が近くに描かれている
母親のセナとの思い出が残る北のオアシスが戦場となる
北のオアシスを守るためアブサンが飛び出しイシス側の作戦が失敗する
アブサンはオアシスを守る行動を『イシスの未来を守るための行動』と語る
タクウとアバダンの『イシスの未来を守るための行動』は人の命を守る行動
タクウ一家の中で対立が起こって行く
戦局は一気にイシス側の不利になり多数の死者が出てしまう
息子を失った司祭が命を投げ打つ攻撃を仕掛ける
ロマリア軍が全滅し戦いに終止符が打たれる
巨大人型兵器の放置
イシスロマリア戦時にイシス北のオアシスに放置される巨大人型兵器ですが、後のギアガの大穴でのゾーマ戦で魔克爆弾として利用されます(紋継33巻307話)
ギアガの大穴でのゾーマ戦に備える為北のオアシスに放置されている巨大人型兵器を回収する
巨大人型兵器にこのような使い道があった事をいつから知っていたのか?
ロマリアとイシスの同盟締結後に回収する機会はあったはずですが放置しています。この頃は回収すれば他国の目が厳しくなるだけなので放置もよくないですがまぁいいとします。
三国編の頃のダコスタは魔克爆弾を欲していましたがこの時も放置のまま。グノン戦前に三国が戦力を整えている間も放置。グノン戦の最中もレーベの魔克爆弾を奪いつつ放置。グノン戦後の世界樹破壊でレーベの魔克爆弾を使いつつ放置。ここまでくると巨大人型兵器の使い道を知らなかったと考えるほうが自然でしょう。
紋継32巻298話でゴルゴナによって人々が集められますが、その中に過去に巨大人型兵器開発に関わっていた人物がおり、ゾーマ戦に向けて巨大人型兵器の秘密を打ち明けたように思えます。
ゴルゴナによって地上世界・地下世界の人々が集められる
自由を取り戻した人々がギアガの大穴でのゾーマ戦に向けて行動を開始している
戦後のイシスとロマリア
ジルの動き
ゼラニウムが王女の権限を使いイシスに働きかけます。この時のジルのイシスでの状況はあまりはっきりとされていません。まずは友好使節団の一員としてイシスに渡り、ラーニャの家庭教師になる事が決まり、家庭教師をしつつファンの劇場で踊り子をし続けていた、という流れに見えます。
イシスとロマリアの戦いの後、ラーニャが12.5歳の時にジルと出会う
ラーニャのロマリアに対する印象は最悪でジルの事も同じ目で見ている
紋継本編でのラーニャ
ジルが劇場にいた頃の話をしている
ジルがラーニャの家庭教師になり二人が和解した後もジルが劇団に所属していた事が確認できる
剣王の里からイシスに移住したファンは大きな劇場と地下闘技場を経営しています。
ロト紋時代にムスタファと出会うまでは借金をして仇討の旅をしていましたが、武術大会で得られた賞金は1万Gです。ロト紋2巻12話のヤオ曰く5万Gで大きなお屋敷が買えるそうなので借金を返済した後に巨大な劇場と地下闘技場を建設するには全然足りません。
アルス達と出会う前のファンとヤオ
この時に時期イシス国王夫婦となるムスタファとジェファに繋がりを持つ
剣王の里で長らく暮らしていただろうファンがここまでの財を築くのには疑問があるので、移住の際にムスタファの支援があったように思えます。ロマリア王家やイシス王家に関わるジルを引き受けた理由はムスタファとの繋がりがあったからと考えられます。
ファンは巨大な劇場の座長と地下闘技場のオーナーを兼任している
ロト紋時代は借金を抱えながら敵討ちの旅をしていたファンだが
紋継本編でパーティーから離れるファンを案じるジル
ロマリア王家とイシス王家に関わるジルをファンが預かっていた
王家との繋がりがあるように思える
イシス恋の遁走曲との関連
紋継10巻ではジルを目の敵にするラーニャが暗躍する様が描かれています。
その際に懐かしい場所が描かれています。ムスタファのアジトやジェファ一味は『外伝イシス恋の遁走曲』に登場するものです。娘のラーニャが受け継いでいるようです。
『外伝イシス恋の遁走曲』ではこの場所は砂漠地帯最大の都市・バハダットであり城はイシス城とされていました。紋継ではイシスとされています。ムスタファとジェファの成婚の際に都市名が国名と同じに改められたか、単に都市名を省いているだけか、どちらなのかはわかりませんが同じ町が舞台となっています。
ジルが家庭教師になって以降ラーニャがその動向を探っている
店の看板にルーン文字が記されている
・ᛋᛈᛖᚨᚲ → SPEAK → スパーク?
・ᛈᛟᚹᚹᛖᚱ → PODDER → ボマー?
ラーニャがアジトでジルの動向を話している
ジェファ一味ならぬラーニャ一味?はジルと共に秘密裏にラーニャの誕生日の用意をしている
ロト紋時代のムスタファ
ラクガキが描かれた扉やアジト内部はロト紋時代から変わっていない
ロト紋時代のジェファとジェファ一味
ジェファ一味はジェファの男狩りのために結成されたとされている
ムスタファがジェファの婿となる事が決まり一味は解散かと思われたが…
魔法の絨毯
ラーニャとジルのエピソードでは『魔法の絨毯』が登場します。名称は『空飛ぶ絨毯』となっています。
穴が空いていてちゃんと飛べないとされる『空飛ぶ絨毯』 飛行高度は低い
『外伝イシス恋の遁走曲』の扉絵でもヤオが絨毯に乗っている様が描かれており
かなり高い高度を飛んでいるように見える
『空飛ぶ絨毯』は穴が空いていなければゲーム版の『魔法の絨毯』より飛行能力が高いのかもしれない
ゼラニウム戴冠
前国王は国家の利益を優先していましたが、ゼラニウムは世界平和を目指して他国に働きかけます。まずは王女時代から働きかけていたイシスとの同盟から始めるのではないでしょうか。
ゼラニウムは世界平和を武力放棄をもって実現しようとしています。三国の睨み合いが続く中でいきなり武力放棄は行えない為、段階を経ての武力の無効化を狙っています。レーベの魔石研究所の閉鎖やロマリアの魔石の保護など他国にも影響を及ぼしていきます。
聡明で物事の判断が早く優しさに溢れ度胸もあるというパーフェクトな女王だが
先王の行動を反面教師にした結果、武力を厭うようになっている
魔石研究所の閉鎖についてゼラニウム女王の名を出している
ゼラニウムの即位が諸外国に通達されるのは三国編後だが
三国編を通じて武力装備を推し進めるようになったゼラニウムが魔石研究所を閉鎖させる事は考えにくい
即位後に働きかけたように思われる
3.異変後後期
場所 | 内容 | 出典話数 |
三国 |
【紋継1話開始より数年前】 三国間戦争が勃発する 住処を失った魔物は 地下世界の竜王の庇護下に行こうとする
*紋継165話 ダコスタがポルトガ軍隊の実権を握った頃? |
紋継58話 |
ロマリアを制し今一度三国が武装による布陣を引き 真の脅威に立ち向かう事を目指す |
紋継171話 |
|
兵器の共同開発を行う |
紋継148話 |
|
住処を失った魔物は ロマリアの救済に応じ軍隊に編成される |
紋継152話 |
|
*兵隊を増やしている 古ぼけた時代遅れの剣でも買い取る |
紋継1話 |
|
鷹の師団 |
アロスが大きく育ったチキに乗り 空を飛ぶことができるようになる |
紋継15巻 |
アロスとチキは感応・同調ができ お互いの心がわかっている アロスとチキの感応はア・カギが把握している |
紋継155話 |
|
ステアホープ |
ラダトーム城下町の住人が王家の戻りを信じて 城に近い場所に町を再建する |
紋継18話 |
ステアホープ |
【紋継1話開始より3年前】 【夜間】 アロス10歳 鷹の師団がステアホープを襲撃する アロスはチキに乗っている
*見張り塔の周りにテーブル、宴の最中
金と武器のみ奪う指示が出ている
*ロマリアに売る分を奪おうとしている?
アロスとア・カギが飾り職人のベイツの家に押し入る ベイツの息子をア・カギが殺害する アロスのマスクが外れベイツがアロスの顔を憶える
*ア・カギのマスクは外れていない |
紋継19話 |
イシス |
アブサンがイシスを後にする |
紋継88話 |
イシス近海? |
アブサンが炎の神器を持って漂着したベゼルと出会う?
*アブサンの髪が伸びている ロマリアイシス戦からそこそこ経っている?1年程? *アブサン曰く、旅の初めから厄介な事に出くわす イシス近海かと思われる *ベゼルとアブサンとの出会いは失われし日の漂着とは別 |
紋継12巻 紋継136話 |
イシス北 |
枯れたオアシスをタクウ等、セナの意思を継ぐ者が 諦めずに緑化を続ける
*イシスが水に困ることのない肥沃な国になる |
紋継122話 |
場所不明 |
【夜間】 ベゼルが炎の神器に話しかけられ契約を迫られる 呪われた刀だと思い込む
*イシス~ピラミッド編の衣装の予知夢
【日中】 店に売って手放す
*紋継125話で常人のアブサンは刀に触れられないような 描写があるが店主は素手で持って鑑定している
【夜間】 夜間に店が火事になり全焼する
【日中】 代金不要で刀が戻される
イサリ達が調査にくる ベゼルとアブサンの御触書が出回る
*アブサンの髪が旅立った頃から伸びている、数か月程? |
紋継136話 |
【紋継1話開始より1~2年前】 アルスがルイーダの酒場に現れる?
*アルスは失われし日から雷の神器に封印されている ルイーダが時期を勘違いしている? |
紋継34話 |
|
ベゼルとアブサンが炎の神器を売ろうとする 店に御触書が回っていたため退散する
*初登場時、紋継13話の髪型になっている |
紋継39話 紋継42話 |
|
場所不明 |
ベゼルとアブサンの御触書が似ていないため 効力を失っている |
紋継136話 |
異変後2年~5年の間に起こりそうな出来事です。
三国間戦争
三国間戦争は勃発というより再発ですね。ゼラニウムが睨みを利かせて冷戦に持ち込んだものの半年程で再発しました。
この辺りからのポルトガの動きにはダコスタが関与し出す頃だと思います。
ダコスタはロマリアに良い印象を持っていません。先王の頃は自国の利益ばかりを追求し世界平和に貢献しない姿に憤りを感じていました。続いて即位したゼラニウム女王は武力放棄を提唱しています。
異魔神戦後より未曾有の脅威に備えてきた武力装備をここで捨てる?失われし日の異変など確実に何事かが起こっているこの状況下で?世界一の武力を持つ国にはアホしかいない…三国関係を正常化し真の脅威から世界を救うべくダコスタが打倒ロマリアを掲げます。
この頃の三国間戦争はまだ本格化されていません。三国編に近づくと地下世界に移動する魔物達にギアガの大穴の桟橋が破壊されます。アニスによるアリアハン襲撃まではギアガの大穴の桟橋は破壊されていません。
ロマリアからせしめた巨大人型兵器を運ぶ大型母艦に陣取るダコスタ
結構早い段階で母艦を手中に収めていたのかもしれない
目先の平和に捕らわれる人々が多い中
ダコスタはしっかりと先の脅威を見据えていた
異魔神によるポルトガ滅亡時の被害者だったとしか思えない
ちなみに作中での肩書は提督、総統、将軍と複数ある
チキの成長
アロスが9歳頃に鷹の師団へ連れ帰ったチキが成長します。
アロスが10歳になるまでにはアロスを乗せて空を飛ぶことができるようになります。アロスとチキは感応・同調ができるようになっており、姉貴分のア・カギに語っている場面が描かれています。
作中初期では陰鬱な雰囲気の漂う鷹の師団ですが、実はそう悪い事ばかりでもない様子が描かれています。アロスは心が動かなくなっているのであまり表情はありませんが、ア・カギにチキの事を打ち明けたり、ア・カギが楽しそうな顔でアロスとチキを見つめたりといい場面も時にはあります。
記憶の封印の関係で表情が乏しいアロスだが塞ぎ込んでいるばかりではない
ステアホープ
ステアホープ再建
ラダトーム城より東に位置する町・ラダトーム城下町で暮らしていた人々が戻ってきます。 ラダトーム城下町自体は問題ありませんが、竜王軍が占拠しているラダトーム城に近すぎます。竜王軍が人間を襲う事はないかと思いますが、ラダトーム城下町の人々は元の町から少し距離を置いた場所に町を再建します。
紋継3巻巻末にステアホープに関する情報がまとめられている
ステアホープの位置は紋継2巻の表紙で確認する事ができます。
ラダトームの西の港から北の岩山地帯にあるようです。岩山地帯には旅の扉も描かれています。
左の巻頭コメントの部分がラダトーム城の西にある港
表紙のアロスの足の間、右足から見切れているのがステアホープ
ラダトーム城から北西に向かって見た風景となっている
ステアホープ襲撃
紋継1話開始より3年前、アロスが10歳の頃に鷹の師団がステアホープを襲撃します。
ステアホープ襲撃の際もジェドは不殺の指示を出していますがあまり守られていません。ア・カギはあっさりとベイツの息子を手にかけてしまいます。この時のア・カギは大変殺気立っており、アロスが庇わなければベイツは殺されていたでしょう。
アロス10歳の頃のステアホープの様子
街並みは3年後の紋継本編時と変わっていない
見張り塔の周りにテーブルが並べられている
紋継18話と同様に宴の最中だった様子が描かれている
武器を探す指示が出ている ロマリアに売る武器を奪おうとしているのだろうか
とすれば紋継1話のロマリアの状況は3年前から続いているという事になる
ベイツの家にはベイツ、ベイツの息子、赤子のサーラがいる
ベイツの息子がア・カギ殺される
ア・カギに歯向かおうとするベイツをアロスが制止する
アロスのマスクが外れベイツがアロスの顔を覚える
ベゼルとアブサン
ベゼルとアブサンはどれくらいの期間旅をしていたのか不明です。
アブサンの髪型が場面によって変わるのでそこから時間経過を窺う事ができます。
旅立ったばかりのアブサンがベゼルと出会います。
髪の伸び具合からイシスとロマリアの戦いから1年くらいは経過しているように見えます。旅の初めから、との事なのでイシスからそう離れていない場所だと思われます。
ベゼルとアブサンの出会いの場面
失われし日と比べてベゼルの髪が少しだけ伸びているが衣服等はほぼ同じ
アブサンの髪の毛が少し伸びているように見えます。数か月程でしょうか。
失われし日から2年以上経ち突如オウエンが夢に現れます。
夢の中のベゼルはイシス~ピラミッド編の衣装を身に着けています。その頃のオウエン絡みの出来事はスフィンクスでの船内火災です。近い時期にピラミッド内でのオウエンとの契約もありますがその時は少し衣装が変わっています。内容的にはピラミッド内でのオウエンとの契約を示している気もしますが…
急に夢に現れた風なオウエン
きっかけになるような出来事は特に起こっていないと思うが…
精霊の気分など人間風情が知る由もないと言った所か
すぐさまイサリ達が調査にやってきます。まだベゼル達が町に留まっている間に指名手配書が貼り出されます。
ジパングの守人達
よく見ると先頭の人物の手首に見慣れた腕輪が着けられている
この頃のイサリは複数人で調査に回っていた事が確認できる
御触書にルーン文字が記されている
・5ᛟᛟᛟᛟᛃ → 5OOOOG
・ᚹᚨᛅᛏᛖᚹ → WANTED
赤字:ルーン文字以外
アッサラームでも炎の神器を手放そうとしています。御触書がベゼル達に似ているのでまだそんなに月日が経っているわけでもなさそうです。
アッサラームの町でのやり取りをホラ話を交えて語るベゼル
ゴルゴナらしき人物に道を聞いているがよく見ると人間の手をしている
単なるゴルゴナコスプレの人間らしい
アッサラームの店頭に置いてあった御触書
まだベゼル達に似ている
一部にルーン文字が記されている
・WANTED → WANTED
・8ᛟᛟᛟᛟ GOLD → 8OOOO GOLD
赤字:ルーン文字以外
身形はアッサラームの時と変わっていません。
御触書が別人になっています。かなり月日・年月が経っているかもしれません。
本人達はアッサラームの時からたいして変わっていないが御触書は激変している
時間的な問題だけでなく距離的な問題も手伝ってのこの状態なのかもしれない
ルーン文字が記されている
・5ᛟᛟᛟᛟᛃ → 5OOOOG
・ᚹᚨᛅᛏᛖᚹ → WANTED
赤字:ルーン文字以外
アルスの来訪?
紋継4巻34話でルイーダがアルスの来訪について語る場面があります。異変=失われし日の事だと思いますが、その頃のアルスは雷の神器に封印されているのでルイーダに会う事はできません。
失われし日以前なら情報を求めてやってきてもおかしくありません。ルイーダが時期を勘違いしたとする所でしょうか。
ルイーダにとってアルスは我が子のようなもので『あの子』と呼んでいる
ルイーダの年齢は不明だがアルスが45歳なので70歳程だろうか?
4.異変5年後
場所 | 内容 | 出典話数 |
剣王の里 |
【失われし日より5年後】 ヤオがラーミアの羽根で記憶を取り戻す バハラタ地方・発掘現場での出来事を思い出す ファンに手紙で羽根を送る |
紋継150話 |
剣王の里 |
ヤオの記憶が戻った後 キラを探しに旅立つリーとユイを見送る |
紋継17話 紋継150話 紋継212話 |
直後にヤオもシーザーと共にバハラタへ旅立つ |
紋継161話 |
|
忘れ物を取りに戻ってきたリーが ヤオの不在に気付き行方不明とする キラとヤオを探す為にリーとユイが改めて旅立つ
*紋継17話では紋継1話から数か月前とあるが 時期があわない |
紋継17話 |
|
ヤオがバハラタで光の柱について聞き込みする |
紋継160話 |
|
バハラタ地方 ・ 発掘現場 |
ヤオがファンにラーミアの羽根を送ってから3日後 ヤオがラーミアによって水晶の鏡面に閉じ込められる シーザーが取り残される |
紋継161話 |
【紋継1話開始と同日くらい?】 リーとユイが飛空艇に乗るために訪れる 露店でブサウサギのぬいぐるみを見つけるが リーの両親探索を優先するユイが購入を我慢する |
紋継84話 |
異変後5年、紋継1話開始より数日~1週間の間に起こりそうな出来事です。
ヤオの封印
失われし日の4日前に視力と記憶を失っていたヤオですが、ラーミアの羽根により記憶だけが戻ります。バハラタ発掘現場には何があるのか?再び調査に向かいます。
ヤオが出発する日=ヤオ失踪の日については紋継2巻17話の紋継1巻1話より数か月前と紋継16巻160・161話の紋継1巻1話とほぼ同時期の2つの時期が記されています。
仮に数か月前とすると、紋継16巻160話でファンがヤオの事を聞き込みした際の『半年ほど前(紋継1巻1話と同時期)』と時期がずれてしまいます。またリー達がアリアハン経由で地下世界に到着するまで数か月もかかるというのにも違和感があります。
後から発表した設定である紋継16巻160話の時期・紋継1巻1話とほぼ同時期が無理がないように思えます。
リーとユイの出発の様子は作中で複数回描かれている
弓の名手であるユイがリーに同行しようとしている
作中でユイの素性は明らかにされていない
ロト紋時代に拳王の隠れ里も剣王の里もサーバインに全滅させられているが
キラやヤオと同じく命辛々逃げ出せた者がいたとか里を離れていた遠縁の子孫だとか…
弓使いは拳王にも剣王にも関連しないので何とも言えない
リーの面倒をユイに任せ盲目のヤオがシーザーと旅立つ
ヤオのみが水晶の鏡面に封印される
上記の場面は水晶への封印から半年後、封印されたラダトーム城同様時間が進んでいる場面
ファンに羽根を送ってから3日後に封印された事が確認できる
ヤオの出来事を並べてみると、記憶が戻ってから翌日に旅立ち、4日かけてバハラタまで移動して封印されたように思えてきます。サマンオサ地方の剣王の里からバハラタまでかなりの距離がありますが、新設された旅の扉や飛空船を使えば何とかなるかもしれません。
リー達の足取り
サマンオサ地方の剣王の里からアリアハンまでの日数は不明です。
呪文が使えない状況下ではありますが、新設された旅の扉や飛空艇があるので紋継2巻17話のように数か月かかるという事はないように思えます。
リー達の足取りの内、ある程度日数が予測できそうなのはアリアハンからギアガの大穴までの移動です。明確な日数は不明ですが、紋継16巻165話でロマリア近海からエジンベアまで飛空船で1日程かかっています。アリアハンからギアガの大穴までは定期便のタイミング等を考慮すると2~3日程かかりそうに思えます。
紋継1話開始日からリー達とアロスの出会いまで3~4日程だと思われます。この日数から逆算すると、リー達が剣王の里を出発したのはアロスと会う1週間程前、紋継1話開始日のリー達はアリアハンまで進んでいるように思えます。
紋継1話開始日と同日かもしれないアリアハンでの場面
ド〇えもん的なぬいぐるみの隣にブサウサギが並べられている
ブサウサギは『これくらいいつでも買える』品ではないのでマニアは即買いしなければならない
ここでのユイはあっさり諦めているのでまだラーニャほどのマニアには至っていない?
土産物屋にルーン文字が記されている
・ᛗᚨᚾ●● 200G → MAN●● 200G
赤字:ルーン文字以外
●:解読不能文字
アリアハンの土産物屋という事で饅頭のようにも思えるが
観光地とは言え200Gは強気すぎる価格設定
ドラクエシリーズでのゴールドについては以下の見解が示されている
「ゴールドは日本円に換算するといくらなのか?」という検証がインターネット上でマスコミ、アマチュア問わずときどき見られる。
『週刊ファミ通』1996年2月9日号での【堀井雄二】の公式見解は「1ゴールドは100円くらいだよ」ということであり、それらの検証結果もだいたい100円前後となることが多い。
紋継本編へと続きます。
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