ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章・紋章を継ぐ者達へ 考察 ロト紋・DQ3後編 【2023.5.20更新】
ロト紋・DQ3後編とは、DQ3後~勇者誕生・ロト紋1話開始までの間です。DQ3からロト紋本編へと繋ぐための出来事が起こります。
異魔神に備えるため勇者アレルの子供達がカーメン国とローラン国を建国します。ゲーム版でのラダトーム王家はラルス王家のみですがロト紋では一旦ロト王家に変わります。竜王が魔王として行動を開始する点も重要です。
ロト紋ではDQ3時代の出来事は全て100年前とされています(紋継ではそれに30年=数十年を足して百年数十年前として表現)DQ3より後~異魔神復活、海王封印、竜王が配下になる…といった事柄も同じ年代とされています。
作中に出てきた抽象的な年数は≪≫で書いています。あくまでも資料としての併記であり、どの事柄を100年とするかは各々で好きなように決めていい所なのではないでしょうか。
断片的に語られる出来事の時系列を考察していきます。
*この記事は2022/12/2発売のヤングガンガン2022 NO.24に掲載された短編に対応しています。
1.DQ3後
場所 | 内容 | 出典話数 |
大魔王ゾーマが倒れた後 オーブの間で闇のオーブと共に光の玉を保管する 竜神の血を引くまことなる持ち主に返すために保管される |
ロト紋69話 | |
光の玉でオーブの間の結界を強化させる狙いもある |
紋継306話 | |
ギアガの大穴が再び開く
地上世界の人間が開通させた? *QUADALで聖戦士達が全員地上世界に戻っている *ロト紋51話でアステアが地下世界に ルーラで戻ろうとしている |
無 | |
ロト紋33話 | ||
仙人の隠れ郷 |
タオが結界を張り仙人の隠れ郷を造る
*『仙人』の言葉はタオを示す? *異魔神出現に備える? |
無 |
勇者アレルが武具の補修を依頼する
*光の鎧の形状が変わる 肩部分が胴部分から分離する *この時の補修で王者の剣の文字が変わる? (綴りは複数パターンあり) *現時点で世界一の鍛冶屋・ムラクに頼むのでは? |
QUADAL Pガイド |
ギアガの大穴
DQ3終わりから比較的近くに起こるカダルの結婚では(ReturnsQUADAL)、聖戦士全員が地上世界に戻ってくるため地下世界と地上世界を繋いでおかなければなりません。ギアガの大穴を開けるか旅の扉を使うかです。
ギアガの大穴に関してはロト紋10巻51話でアステアがルーラで地下世界に戻ろうとするのでそれまでには開いていなければなりません。世界が平和になったこのタイミングでギアガの大穴を開けたり旅の扉を新設したりするのはおかしい話ではないかと思います。
ゲーム版DQ3の演出に伴いゾーマ討伐後にギアガの大穴が閉じたが
ロト紋では『もうちっとだけ続くんじゃ』的に再び開く事になる
勇者の足取りを追いルビスの復活を知ったタオは異魔神の出現に備えるべく自らの拠点を築くように思える
ロトの装備の変化
このタイミングでロトの鎧との形状が変わります。武具の補修は王者の剣の製作者・ムラクに頼んだのではないかと思います。アレルが装備していたロトの鎧は胴部分と肩部分が分離します。
DQ3時代の最終決戦時にアレルが装備していたロトの装備
胴部分と肩部分が一体化している
ロト紋時代のロトの装備
胴部分と肩部分が分離したり等改修が施されている
ロトの兜は光の鎧の一部とされており作中で装備したのはローラン4世のみ
王者の剣も同時期に補修するように思えます。刀身の文字はゲーム版の『DRAGON QUEST』からロト紋版の『なまくら刀』へ…鍛冶屋的にはあえて性能の低そうな名を付ける事がいい事なんでしょうか。
王者の剣を最初に作った時は天啓を受け謎の単語『ドラゴンクエスト』と入れたものの、後で冷静になってみると意味がわからない単語でしっくりこないからいつもの調子の名前に変えました、あたりがよい落としどころでしょうか。
メタ的な理由はパーフェクトガイドブックでアシスタントのCORRA/核良さんがネタばらしをしています。
DQ3時代の最終決戦時にアレルが装備していた王者の剣
王者の剣の文字はゲーム版と同じ
ᛞᚱᚨᚷᛟᚾ ᚿᚢᛖᛋᛏ → DRAGON QUEST
作中では『なまくら刀』の綴りは複数登場する
・ᚾᚨᛗᚨᚲᚱᚨ ᚷᚨᛏᚨᚾᚨ
・ᚾᚨᛗᚨᚲᛉᚨ ᚷᚨᛏᚨᚾᚨ
・ᚾᚨᛗᚨᚳᛉᚨ ᚷᚨᛏᚨᚾᚨ
上記3パターンが主に登場する
2.スーの異変
場所 | 内容 | 出典話数 |
スー |
世界が平和になった頃 カダルがかねてから婚姻の約束をしていたマナと結婚式を行う |
QUADAL |
蜃気楼の塔 |
カダルが100年後の世界を覗き見る アープの塔から異魔神が召喚され宇宙が消滅していた |
QUADAL |
スー |
カダルがアレル、フォン、フルカスを呼び 100年後の脅威を告げる
*アレルの鎧の形状が変わっている、多分剣も変わっている *異魔神の名前は出ていない、邪悪なる者としている
聖戦士力を次の時代に引き継いでいく事を誓う お互いが会うのはこれが最後かもしれないと話す |
QUADAL |
スー ・ カダルの家 |
カダルが子供を作る力を持っていない事をマナに明かす 時の砂の呪文で永遠の若さを持ち続けるかどうかの会話
*この時のカダルの感情の高ぶりが少し怪しい? 過去に何かあった? |
QUADAL |
スー近郊 |
森の木が枯れている 木々が枯れている方角はアープの塔の方角だと気付く
*紋継191話、ゴルゴナ通過後は各地で 土地・生物に異変が起こるが 紋継時代まで異変が続くのはスーの森だけ |
QUADAL |
ゴルゴナがアープの塔に入っていく
リフレクトデーモンとの戦闘 合体魔法の誕生
|
QUADAL | |
スー ・ カダルの家 |
マナの死亡 |
QUADAL |
アープの塔に念象投影器がある
*この念象投影器はムー時代の物?
はるかなる異次元から何万光年の距離を超えて異魔神が降臨 アープの塔はムーの人々が宇宙と交信するために建設した 多次元アンテナだと話す 念象投影器と合わせ広大な宇宙を探し続け どれほどの月日が過ぎただろうと回顧している
カダルが現れ閃熱火炎メゾラゴンを放つ
ゴルゴナが撤退する 異魔神はすぐそこまで来ている 念象投影さえさえあればどこででも召喚できる距離にいる
カダルはマナが与えてくれた合体魔法を 賢者最強の技に昇華させようとしている |
QUADAL |
カダルとマナの結婚式
ReturnsQUADALの話になります。聖戦士達が異魔神の存在を意識しだすきっかけとなります。
スーで行われるカダルとマナの結婚式
紋継19巻190話でスーはカダル縁の地とされているが結婚式後の会話から出身地ではない事が推測できる
大賢者から賢者の能力を受け継ぐ期間がわずかだった事も推測できる
カダルが招集をかけ未来の危機を伝える
アレルの鎧が変化している
マナの言葉に激しく反応するカダル
瘴気の森の発生
ゴルゴナがやってきた事により瘴気の森が誕生します。ゴルゴナ通過後には異変が起きるものですが、紋継時代までずっと異変が続いているのはスーの森だけだと思われます。
ロト紋3巻13話でゴルゴナがカーメンにやってきますが、その後カーメンがおかしいという話は出ていません。ゴルゴナにとってアープの塔は重要な施設だった為、塔を守るために森に特別な呪いをかけたと考える所でしょうか。
ゴルゴナ通過後に森が枯れるのはお馴染みの事
スーだけは紋継時代もこの状態が続く
ゴルゴナの絵がどことなくDQ11のヨッチ族っぽい
合体魔法の誕生
戦いの中で同時に放った呪文が奇妙な効果を見せ、カダルが呪文を融合させる事を思い付きます。
カダルとマナが同時に呪文を唱え呪文を融合させる
瘴気の森を抜けた事によりマナに異変が現れる
カダルが時の砂の呪文をかけるよう迫るがマナが考えを変えることはなかった
アープの塔で異魔神の召喚を行うゴルゴナに合体魔法を仕掛け撃退する
3.聖戦士の誓い
場所 | 内容 | 出典話数 |
【100年前、ゾーマが倒された2年後】 神々の系譜がかかれたお札を残す |
ロト紋57話 ロト紋80話 |
|
冒険で集めた装備や道具をアリアハンへ移動させる?
*スーの異変前後? *アレルが地下世界へ赴く前に移動する? |
無 | |
スー |
カダルがスーの族長に伝承する 『瘴気の森が癒えぬまに… 賢者の力を求めし者 星の導きに迷い来たれり… 其れは勇者の輩なり 世を救う者なり…』
*瘴気の森が誕生した後の言葉 |
紋継191話 |
蜃気楼の塔 |
ジャンガを制作する |
紋継199話 |
時の砂の呪文によって若返りを繰り返し 古の知識の開発を始める |
ロト紋7話 |
|
合体魔法を賢者最強の技となるよう昇華させる |
QUADAL |
|
拳王の隠れ里 |
ロマリア・カザーブ地方 カザーブ村の東、険しい山々に囲まれた盆地 初代拳王・フォンが拳王の隠れ里を開く 拳法の技を磨くために日々厳しい訓練に励む
*PガイドとLⅢではカザーブ村の北 *Pガイド地図ではカザーブ村の南西 *旧版11巻地図では北東 |
ロト紋9話 |
気の力を実践レベルにまで高め波動拳を編み出す |
ロト紋10話 | |
気の力で怪我や病気を治療する術・軟気功を編み出す |
ロト紋11話 | |
拳王は直系の子孫でなければならない
*ファンはヤオの祖父 |
Pガイド | |
剣王の里 |
サマンオサ地方の南 小さな湖を望む森の中 初代剣王・フルカスが剣王の里を開く
長き修行の旅で手に入れた武器・防具を里に持ち帰る 地上最強の剣法・幻魔剣を編み出す |
ロト紋10話 |
剣王は直系の子孫でなければならない 幻魔剣は剣王の子孫にしか伝授されない |
Pガイド | |
車輪眼は剣王の子孫たる証 |
ロト紋9話 ロト紋10話 |
|
魔剣ネクロスが剣王の里にもたらされる 魔剣ネクロスは特別 フルカス自身生涯で数度しか手にしなかった 魔剣ネクロスは長い間武器倉庫に封印されていた |
ロト紋10話 | |
ドムドーラは勇者縁の地
*対象者がアレルしかいない *アレルがドムドーラを拠点とする? |
紋継3話 | |
勇者アレルに3人の子供が誕生する 王の年一角獣の月竜の日、長男ローラン誕生 不死鳥の年犬頭神の月竜の日、次男カーメン誕生 王妃の年女神の月竜の日、長女フローラ死産
長女フローラは死産と偽り生まれた赤子を 世間の目から隠す |
ロト紋35話 | |
竜王が密かに誕生する
物心つく前に城から離れている? |
LⅢ | |
地上世界 |
新たな大魔王・異魔神と戦うロトの子孫を 見守るためにルビスが地上世界へ赴く
*この時にアレルが異魔神の名前を知る? ロトの紋章に子孫へのメッセージを込め |
ロト紋86話 |
≪勇者誕生より100年程前≫ 精霊ルビスの導きにより 勇者アレルの血を引く兄弟が地下世界より帰ってくる |
ロト紋1話 ロト紋15話 |
|
来るべき戦いに備えロトの血脈を地上世界に送る |
ロト紋38話 | |
第二の魔王・異魔神に備える |
ロト紋48話 | |
≪勇者誕生+10年より100年程前≫ ロトの血を引く兄弟が竜の女王に 光の玉を返すために立ち寄る 竜の女王の姿はなく城はもぬけの殻だった
邪悪な予感を感じた長男ローランが 事の真相を確かめるために城に留まることになる |
ロト紋15話 |
|
長男ローランはロトのしるし・天を引き継ぎ 北の王国ローランを興す |
ロト紋1話 ロト紋15話 |
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ロトの装備・光の鎧、王者の剣、勇者の盾は ローランに伝えられる |
ロト紋34話 |
|
*ロトの装備の聖なる力を保つために 浄化された土地に保管しておく必要があった |
LⅢ | |
バラモス城 |
次男カーメンがバラモス城に留まる |
ロト紋15話 |
次男カーメンはロトのしるし・地を引き継ぎ 南の王国カーメンを興す |
ロト紋1話 ロト紋15話 |
|
ラダトーム城 |
ラルス王家に異変が起こる?
|
無 |
ラダトーム城 |
ラルス9世の頃にロトの血族が ラダトーム城を引き継ぐ
*フローラが引き継ぐ *アステア曰く自身が生まれる100年前 |
紋継281話 |
フローラの子孫達はその存在さえ知られる事なく
秘密の内に闇のオーブを守り通してきた
*紋継281話、勇者の血脈である事は伏せたまま ラルス9世からラダトーム城を引き継ぎ 王家として秘密裏に闇のオーブを守る *暗黒のオーブの事は伝わっていない? |
ロト紋37話 ASTEEA |
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地下世界アレフガルドを守る第三のロト その存在は光の玉を守るために 他のロトの子孫達にも隠されてきた
*暗黒のオーブの事は伝えられていない? |
Pガイド LⅢ |
|
フローラは3つに分けられたロトの紋章の内 赤い宝石を引き継いでいる |
ロト紋48話 | |
赤い玉は紋章の中でも特別な力を秘めている |
ロト紋51話 | |
3つに分けられし紋章が再び1つに還る時 大いなる希望が蘇るとの伝説が伝えられる
*紋章が再び1つになった時 オメガルーラの呪文が伝えられる オメガルーラは聖なる守りロトの紋章を通して 発動する究極魔法 |
ロト紋48話 | |
紋章の指し示す大いなる希望の真意は 真の勇者の誕生とそれに導かれる純粋な魂 一点の曇りもない闘志と団結力 |
ロト紋76話 | |
バラ園にルビスが聖なる力を与える? 紋章が1つになった後は剣として バラ園に封印するよう伝える? |
紋継10話 | |
ラルス王家がドムドーラに移り住む
*アレルが王家を守護した? |
紋継281話 |
ムラクのお札
ムラクがDQ3時代初期にルビスより託された世界樹の種の入ったお札をコロポックル達に託します。ムラクは異魔神復活後まで存命している事が確認できますが、別の者に託したという事は心身の活力に陰りが出てきた頃だったのでしょうか。重要な点を説明する事なく渡している所が少々引っ掛かります。実はルビスがムラクにお札を授ける際に説明がなかったとか…ゾーマがやってくる直前で慌ただしい状態だったとしたらちょっとありえますね。
聖戦士の誓い
聖戦士の誓いを果たすべく各々が行動します。
ロト紋時代にはアリアハンにロト記念館が創立されます(ロト紋5巻24話) アレル達が冒険で使用した装備品や道具が収められている場所です。これを創立させる為にはまず装備品や道具がないと始まりません。アレルが地下世界へ赴く前、他のメンバーが所持しているなら各々が離れる前に移動しておく必要があります。
ロト記念館はアレルの生家・勇者の実家が元となっていますが、まだこの頃はアレルの母親が暮らしているはずです。勇者の実家が空き家になるまであと40年程かかるでしょうか。それまではアリアハン王やルイーダの酒場が関わり保管されているように思えます。
ロト紋時代にもロト記念館から装備品を見繕ってアルス達に渡していたルイーダだったが
紋継時代では記念館の管理体制について言及されている
ロト記念館の装備品や道具は後の時代の脅威に対抗するために備えておいたものとも受け取れる
カダルは師である大賢者の3つの頼み事をこなしつつ自身の研究を続けます。
紋継19巻191話P43のコマでは族長の隣に小さな女の子がいる
紋継時代の族長かと思わせるが
DQ3後~勇者誕生までの約100年、ロト紋15年、紋継30年を経過しなければならない
並みの人間が越せる年月ではないので別人のはず
ロト紋時代に入るとロト紋固有の場所が登場するようになります。参考にロト紋オリジナルの地図を掲載します。
※矢印線のずれ等補正
※最終話までの地図
※アリアハン編までの地図
パーフェクトガイドブックでは拳王と剣王の条件について記載されています。
拳王はフォンの直系の子孫でなければならないと記されています。
ファンはパーフェクトガイドブックでヤオの祖父であると明記されています。という事は先々代拳王なのでしょうか?ファンが作中で拳王を名乗った事はありませんが紋継時代の強さを思えばあり得る話です。
フォンは出身地であるカザーブ地方に戻ります。
カザーブの拳法使いとノアニール寺院の前身はDQ11のドゥルダ郷と思われます。フォンやチャンの出身地一帯はDQ11時代以降名のある拳法使いを輩出する名門の地となっているようです。
パーフェクトガイドブックでは一人の師匠に何人もの門下生がついて訓練すると記されている
拳王の隠れ里の位置が資料によってバラバラなのが…作中通り東でいいんですかね?
剣王はフルカスの子孫でなければならず、幻魔剣はフルカスの子孫にしか伝授されないと記されています。剣王の子孫には身体的特徴があり車輪眼を持っています。作中ではキラとサーバインの車輪眼だけが描写されていますが、フルカス、ロートシルト、リーも車輪眼持ちのはずです。車輪眼の事はあまり語られていないのでロト紋シリーズの前後ではどういった扱いになるのかが気になる所です。
車輪眼の描写はロト紋のみ(ロト紋1巻3話、ロト紋2巻9話、10話)
旧版は車輪が2つだったが完全版では車輪が1つになっている
フルカスはアリアハンの王宮戦士である事しかわかっていません。実はサマンオサ出身でフォン同様に故郷に戻ったとかなのでしょうか?サマンオサはゲーム版DQ3では勇者サイモンの出身地であり、剣士名門の地であると考えられます。
闘技場は紋継時代まで使われている施設
パーフェクトガイドブックでは切り立った断崖に囲まれた修行場も訓練施設とされている
魔剣ネクロスはフルカスが存命なうちに剣王の里にやってくる
魔剣ネクロスに関する見開きページにいくつかルーン文字が書かれている
ᛜᛗᚠᛋ → ŋMFS
ᛗᚣᚿ316、310 → MAK316,310
※ルーン文字以外は赤字
アレルの子供の誕生
紋継1巻3話でリーが『ドムドーラは勇者縁の地』と話しています。ドムドーラ含む地下世界はアルト時代終盤にルビスが創造したものであり、同時期に復活した勇者の血脈は地上世界であるアリアハンに匿われていました。アリアハンにいた勇者が地下世界に赴いたのはDQ3時代になってからです。よってリーが話している『勇者』はアレルの事を指し示す事になると思います。
アレルの子供達の誕生した日がアレフガルド歴で書き残されています。
ロト紋終了後からの勇者の設定『王の年・王の月・王の日』の誕生ではありません。ゴルゴナは異魔神を復活させるために躍起になっている頃なので、戦いに巻き込まれる事がなく勇者として覚醒しなくても問題なく過ごせた時期と考える事もできます。
ロトの系譜にアレルの子供達が記されている
さりげなくアレルの妻も描かれている
ついでに名前の部分を中心に解読
アレルかアレルの妻は3兄弟らしい
アレルの3人の子供達の部分はしっかりと書いてある
ローランとカーメンの部分がまさかの日本語
DQ3時代のオルテガは自由な発想で命名されていましたが、ロト紋時代の勇者は神託によって名前が定められています(ロト紋1巻1話)神託で授かる名前は『ア』で始まっているように見えますが、ロトの子孫には他にもカーメン、ローラン、フローラ、フレイヤがおり必ずしもこの法則に則ってはいないようです。
神託による命名の習わしがいつからなのか?『ア』で始まる名前が必ずもたらされるわけではないのか?はっきりしない所がありますが、勇者ロト・アレルから始まり、徐々に常習化していったものだと考えられます。
父親の自由な発想で命名され家族やキーファがドン引きする
何かの神託が下ったと考えられなくもないが…
アレルの祖母は子供の命名について思うところがあるようなので
孫のアレル誕生の際には神託による命名を行ったのかもしれない
竜王の誕生
ロト紋12巻63話ではゴルゴナが竜の女王の卵を奪うような場面が出てくるのでゴルゴナの元で卵が孵ったように見えますが、LegacyⅢでは『竜の女王の城で密かに生まれた竜王は、およそ100年前に異魔神と出会った。その時、竜王という魔の名前を与えられた』とされています。
紋継34巻323話で竜王の子は1年程で卵から生まれています。竜王も同じくらいの期間で誕生したと考えるとゾーマ討伐からさほど経っていない頃に生まれた事になります。その場合赤子同然の竜王がどうやって生き延びるのか?という疑問が出てきますし『竜王』の名を与えられる異魔神復活からだいぶ時間が空いてしまいます。
竜王の卵は何か特別な措置が施されたとし、地下世界からアレルの子供達がやってくる頃に誕生したと考えるほうが無理がないかもしれません。竜の女王の城の事は何も覚えがないままなので早いうちに城を離れています。
比較的早い段階でゴルゴナと出会い異魔神が現れるまでしばし便宜を図ったのかもしれない
異魔神に会うまでは名無しで過ごす?
アレルとロトの紋章
スーの異変時には謎の脅威の存在を知るのみでしたが、この時期のアレルは異魔神の名前と過去にオメガルーラで封印した事を知っています。旧版ロト紋13巻カバー下に『ルビスはこうした物質に魂や特別な魔力を封印する能力を持っている』と記述されています。
ルビスが現れたタイミングでアレルに異魔神の説明がなされ、ルビスがロトの紋章にアレルの仕掛けを施したと考えられます。アレルがロトの紋章を入手したタイミングは明らかになっていませんがDQ3時代でもこのタイミングでも問題はありません。
旧版13巻カバー裏には紋章についての設定が記されている
メッセージ内のアレルが纏っているロトの鎧が光の鎧ではない点が引っ掛かりますが、自分用の鎧を新造したと思えば何とかなるでしょうか…
メッセージ内のアレルは異魔神の名を知っている
スーの異変の後にルビスの助けを得て紋章を分けメッセージを込めている
ロトの鎧の形状が異なるのが気になるがブルーメタル製の鎧であれば王者の剣ほど製造は難しくない
長男・ローランが竜の女王の城に留まりローラン王国を建国する
DQ3の竜の女王の城は岩山頂上を覆いつくすほどの巨大な城・ローラン城へと変貌していく
ロトの装備一式はローランが受け継ぐ
次男・カーメンはバラモス城に留まりカーメン王国を建国する
カーメン城には旧時代の名残が色濃く残っている
ラダトーム王家の変移
ローランとカーメンが国を興す頃、通常であればラダトーム王はラルス2世であるはずです。が、ラルス王家は短期間にラルス9世まで王位継承が繰り返される異常事態に陥ります。この時期はゴルゴナが闇のオーブを欲している頃なのでゴルゴナによってオーブの間を守護する者・ラルスの血脈が狙われていたと考えると自然でしょうか。
ラルスの血脈では王家が維持できないほどに追い込まれ、ロトの血脈と赤い玉を持つフローラが登場します。フローラがラルス王家に嫁入りしてしまうとラルスの血脈が残ってしまうのでフローラ本人もしくはフローラの子が王位を継承しなくてはなりません。ラルス王家の人々は災厄から身を守るためにドムドーラに移り住みます。ドムドーラに移ったという事はこの時アレルはまだ健在でありラルス王家を守護していたと考えられます。アレルが亡くなった後もラルス王家は紋継時代までドムドーラに留まり続けます。
紋継時代のアステアがラルス王家のあらましを知っているかはこの場面からは読み取りにくい
さすがにラダトーム城に文献くらいは残っていると思いたいが…
ボルゴイが語っている内容はア・カギがジェドから伝え聞いた話なのかもしれない
フローラの子孫とオーブ
フローラの子孫の役目はロト紋本編と外伝では闇のオーブの守護、パーフェクトガイドブックとLegacyⅢでは光の玉の守護となっています。両方の説を取り闇のオーブと光の玉を守護する者と捉えておきます。
闇のオーブ
闇のオーブはムー時代終期・異魔神封印の頃からオーブの間を使用して別の者・ラルス王家等が守っており、フローラの子孫の専売特許ではないはずです。ラダトーム城の地下洞に存在しているので王家の人間でなければ守る事ができません。フローラの子孫と闇のオーブの関係は、勇者の血脈である事を広めないままラルス9世からラダトーム城を引き継ぎ、王家として秘密裏に闇のオーブを守るという言い方のほうが適切かもしれません。
闇のオーブとアステア
アステアは闇のオーブと異魔神に関する知識に富んでいる
光の玉
光の玉はアルト時代終期・アレフガルド創生時に神鳥再生の役割と地下世界の光の強化の役目を負っています。竜族の物ですがDQ3時代終期に竜の女王が亡くなり管理者が不在になったのでオーブの間で保管する事になります。ロトの兄弟が地上世界に赴いた際に竜族に返そうと持ち出しますが、竜族が不在なため再びオーブの間に戻されます。
この時点の地下世界は昼夜に光が満ちた状態となっています。
アレフガルドを昼夜光で満たすメタ的な理由はロト紋連載時にロト紋の未来であったFC版DQ1とDQ2に準拠するためだと思われます。昼夜の表現はFC版DQ3から始まったものであり、FC版DQ1とDQ2では夜の表現がありません。ナンバリングのゲームシステムの差を設定でカバーしています。
闇のオーロラの出現により異魔神復活に備え光の玉を持ち出そうとするアステア
光の玉を持つ竜王に『返せ』ではなく『渡せ』という点から光の玉についても造詣が深い
暗黒のオーブ
紋継時代のラダトーム王家であるアラン達は暗黒のオーブの事を知らないようです。ラルス王家がラダトーム城を去る際に伝達が上手くいっていなかった、闇のオーブと光の玉を任された際に暗黒のオーブの事が伝達されていなかったと考えられます。
紋継時代にルビスとゾーマの記憶で初めて暗黒のオーブの存在を知ったアロス達
暗黒のオーブの情報がないためオーブの間までやってきている
ラダトーム城のバラ園
紋継2巻10話ではこのバラ園はルビスの聖なる力によって守られているとされています。ルビスが直接関わったとするならば、DQ3時代より後~異魔神復活までの間か異魔神討伐~失われし日までの間かのどちらかになります。
異魔神討伐~失われし日までの間は地上では大きな混乱はありません。異魔神討伐後すぐに天空界に行ってしまったルビスが再び地上にやってくるとは考えにくいです。異魔神へ備えるためにルビスがアレルとアレルの子供達に関わるタイミングでバラ園に術を施したと考えるほうが自然なように思われます。
紋継2巻10話でバラ園で剣を封じる儀式を行う際アステアが『紋章がこの地に還る』と話します。アステア達のセリフから、オメガルーラ発動の為に分けられた紋章が1つに戻った後は剣としてここに安置すよう言い示されていたように見えます。
紋章はこの時期はオメガルーラ発動の為に3つに分けていますが、本当は武器と一体化した状態が好ましかったのだと思います。それは多分アルト時代にアルトが死亡した理由に繋がっており、武器と一体化しておけば必ず戦場に持ち込まれ勇者の身を守るだろうとの考えからきている気がします。
FC版に準拠した形状となっている
紋継時代のラダトーム城
増築されSFC版や『ドラゴンクエスト ワールドギャラリー ラダトームの城』の形状に近い
バラ園は城の南東に建っている
(紋継2巻13話ではバラ園は裏庭にあるとされている)
檻の形状は紋継時代に上部が変わるがほぼ同じ形をしている
カーメンにもバラ園があるが守護の力はないように見える
4.異魔神出現
場所 | 内容 | 出典話数 |
地上世界 |
≪ゾーマが倒され100年後≫ ゴルゴナが再び念象投影器を作る 大宇宙に漂う異魔神の精神を地上に呼び戻す 異魔神の為に真魔王軍を組織する |
ロト紋58話 |
地上世界 |
≪勇者誕生+11年より100年程前≫ 異魔神が出現する 世界中の旅の扉が使用不可になる
異魔神の魔力によるものだと推測される ワープはできないが通信に用いることはできる 世界中の都市と連絡を取る |
ロト紋33話 |
異空間に異魔神が拠点を築く
*本来は旅の扉を使用する時に通る空間 異魔神が拠点を築いてからは 旅の扉は使用できなくなった 地上のあらゆる場所を見渡すことができるので 魔王達の集合場所となっている |
Pガイド | |
異魔神が異空間を占拠する これにより異空間を通る旅の扉は使用不可になる |
LⅢ | |
世界樹 |
≪勇者誕生+15年より100年前≫ ゴルゴナが世界樹を完全に枯らす
*具体的な方法は不明 聖核は残っている 紋継時代ほど重度な損壊ではない? |
ロト紋78話 ロト紋80話 |
地上世界 |
世界樹が枯れた事により日に日にルビスが衰弱する ティーエという小妖精に魂を宿し来るべき戦いに備える |
ロト紋86話 |
異魔神が現れた後精霊ルビスの行方が分からなくなる |
ロト紋49話 | |
ジパング |
ルビスの行方が分からなくなった後 『闇の再来に備えよ 再びこの世は暗黒の時を迎える』 |
ロト紋80話 |
仙人の郷 |
≪ゾーマが倒され100年後≫ タオが仙人の隠れ郷でひっそりと待ち続ける
*異魔神を倒す勇者を待っていた |
ロト紋58話 |
剣王の里 |
魔剣属の王・魔剣ネクロスが 異魔神よりケンオウを滅ぼす命を受ける
*ゾーマが倒れて以来100年かけた計略 |
ロト紋10話 |
海王の王国 |
≪勇者誕生+10年より100年前≫ 異界から来た謎の大魔王・異魔神が海王に服従を迫る 海王が王国の軍を挙げ異魔神に対抗する 戦いは七日七夜続いたが異魔神が勝利する |
ロト紋17話 ロト紋19話 |
酸の地獄島 |
異魔神への服従を拒んだ海王が封印される 異魔神の超魔力により 海王リバイアサンの理性・知性を奪う ビンの中に単純生命体として封印する
*甲殻魔獣ダフォーラを寄生させる *酸の地獄島の場所不明、最南東? *以降海王の婚約者・海の精・パールが 滴り落ちる酸からリバイアサンを守り続ける |
ロト紋17話 ロト紋19話 |
*グノンは魔王軍参入前 |
グノン | |
*グノンは海王リバイアサンの事を知っている |
ロト紋17話 | |
場所不明 |
≪勇者誕生+11年より100年程前≫ 竜王が異魔神に拾われる |
ロト紋38話 |
異魔神が竜の女王の子に竜王の名を与える 本来の光の血を奪われ邪悪な魔王となる |
ロト紋63話 LⅢ |
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異魔神に魔族が支配する世界 本来あるべき秩序を取り戻す事が目的だと 告げられている |
ロト紋67話 LⅢ |
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無自覚の服従に陥っている |
紋継186話 | |
竜王はジャガンに次ぐ若い魔王 |
LⅢ | |
*竜王はグノンの獣の姿を知らない |
ロト紋31話 | |
リバイアサン戦の後に魔王になっている? |
ロト紋17話 | |
ロト記念館創立
*アレルの母親が亡くなり 勇者の実家が空き家になってから? |
ロト紋24話 | |
ルイーダが王から展示を任されている |
紋継222話 | |
【勇者誕生より59年前】 タルキン誕生 |
イラスト集 | |
ダブラの 聖域 |
≪紋継1話開始+半年より90年前≫ ハクラクがダブラの聖域に先代守人に連れてこられる
*勇者誕生より45年程前 |
紋継248話 |
テドン |
テドンはかつて魔王バラモスによって滅ぼされた村だが 造船や土木が盛んな大きな村に変貌している |
ロト紋15話 |
僧侶カミーロと魔法使いアデーレの間に ボルクが生まれる 出産時にアデーレが死亡する
己の非力さを痛感したカミーロは 僧侶をやめて船大工になる
*ボルク20~30歳時にポロン誕生とすれば 勇者誕生より20~30年前 |
紋継294話 | |
蜃気楼の塔 |
ボルクが僧侶となる 魔法使いレナスと共に賢王カダルの弟子となる |
紋継294話 |
カーメン |
【勇者誕生より15年前】 ルナフレアが誕生する |
ロト紋1巻 |
母なしで育つ、剣の腕が達つ | ロト紋1話 | |
剣王の里 |
【勇者誕生より9年前】 4代目ロートシルトと妻ヘザーの間に サーバインが誕生する 5代目剣王候補 |
ロト紋8話 ロト紋21話 |
ラダトーム城 |
【勇者誕生より8年前】 【王の年・王の月・王の日】 アロイスが誕生する、6代目ロト
*アステアより8歳年上 |
紋継2話 |
場所不明 |
ギランが金のためなら世界中どこでも出かける 密輸商人をしている |
ロト紋10話 |
剣王の里 |
【勇者誕生より3年前】 4代目ロートシルトと妻ヘザーの間にキラが誕生する サーバイン6歳 キラの誕生を祝って盛大な祭りが催される
サーバインが魔剣ネクロスに魅入られる サーバインが両親・里の者を惨殺する
ヘザーがキラを連れて里の外へと逃れる |
ロト紋10話 |
サマンオサ地方 ・ 南部の森 |
【勇者誕生より3年前】 ヘザーがキラを連れて逃げてくる ギランにキラを託す キラは時がくれば偉大なる称号を受け継ぐ 運命の子だと話す 剣王の里で起こった悲劇を伝えた後息絶える
キラの出自は伏せてギランの子供として育てる
*この場面ではアルスとキラの年齢は3歳差 ロト紋59話に準じれば2歳差 |
ロト紋10話 |
場所不明 |
ギランが剣王の里を滅ぼしたのが 魔剣ネクロスである事を知る |
ロト紋10話 |
ジパング |
リハクがジパングの女王よりイヨの教育係を拝命する
*勇者誕生より2年程前? *イヨの母親・先代女王が存命 *イヨの誕生の頃 |
ロト紋49話 |
拳王の隠れ里 |
【勇者誕生より1年前】 ヤオが誕生する |
ロト紋59話 |
カーメン |
ルナフレアが魔物に襲われていた 紋継ルナフレアの両親を助ける |
紋継289話 |
旅の扉
パーフェクトガイドブックとLegacyⅢでは旅の扉についての補足情報が記載されています。特定の2か所を直接繋ぐのではなく別の空間・異空間を介すると説明されています。
ロト紋では時折竜王が離れた場所の風景を映し出していたかのように見えましたが、個人の特殊能力ではなかったという事ですね。確かに紋継時代の竜王にそういった場面はありません。
異空間に拠点を築き魔王達が集合している
竜王が紋継時代のクインゾルマやシルヴィアのように離れた場所を映し出しているが
竜王個人の能力によるものではない
ロト紋における旅の扉はネット回線をイメージするとよいのかもしれません。
ロト紋での旅の扉とゲート 通常時
全ての旅の扉は異空間に繋がっており双方通行や一方通行などあらかじめ動作が決められています。理由を付けるなら異空間を制御して転送先を任意に設定するのは難しい為あたりでしょうか。メタ的にはゲームと同様にするためです(ゲームではシナリオ進行やゲームバランスの都合で転送先が限定されている) これにより旅の扉は直接接続されているかのような動作をしています。
また異空間を通る際に他の使用者と出会うといった描写はされていないので使用毎に転送ルートが確立されていると考えられます。
ロト紋での旅の扉とゲート 異魔神占拠時
異魔神は無数に生成されるルートの一つに陣取っています。異空間を制御する事により全ての旅の扉から異空間内への立ち入りを禁じている状態です。禁じているのは異空間への立ち入りのみなので、異空間への立ち入りを伴わない通信は感知・傍受されずに使用できるようです。
旅の扉での通信について語られている
この時期の音声通信については固定ルート接続なのか任意接続なのかは不明
ロト紋時代のアステアはロトのしるし・赤い玉を用いて旅の扉を使用しています。異魔神の制御を無効化し旅の扉からの異空間内への立ち入りを可能にしています。さらに転送先を任意に設定しています。異空間への立ち入りを伴う旅の扉の通過は空間の揺らぎを発生し異魔神に感知されていますが、転送元・転送先を知られる事はないようです。
旅の扉の位置が記された古い地図を持っている
アルス達とは異なり旅の扉を経由して移動している姿が多く描かれている
空間の揺らぎを感知した事により何者かが旅の扉を使用した事を知る異魔神
状況からアステアが地上世界に現れたと推測している
ゲート
ロト紋ではもう一つ『ゲート』という転送手段が存在します。
特定の2点を直接結ぶ物でありゲート方式で結ばれた2点は互いに影響を与えているようです。
ロト紋時代に登場するゲート接続は異空間と魔王軍の拠点を繋ぐもの
紋継時代に登場するゲート接続はアレフガルドと天空界を繋ぐもの
このゲートがいつ作られたものかは不明
異魔神に備えるためルビスがアレフガルドに現れた時かでは?
魔王としての竜王
早くてロト紋時代初期、遅くて地下世界からアレルの子供達がやってきた頃に誕生したと思われる竜王ですが、竜王の命名は異魔神復活後になります。竜王はリバイアサンの事を知らないので実際に魔王となって動き出すのはリバイアサン戦より後だと思います。LegacyⅢでも竜王は『ジャガンに次いで若い魔王』と説明されています。
ゾーマも戦う事を避けたとされている海王に戦いを挑む異魔神
復活してから力を蓄えそこそこ経った時期の出来事だろうか?
海王の名前にビビるゴルゴナとグノンをよそに一切状況が飲み込めない竜王とジャガン
海王封印時の竜王はまだキッズだった?
ボルク誕生
テドンではポロンの祖父でありベゼルの父であるカミーロの息子・ボルクが誕生します。ボルクの母親は魔法使いのアデーレですが出産時に死亡してしまいます。これを機にカミーロの生き方が大きく変わっていきます。
ボルク出産の時期は明らかになっていませんが、ポロン誕生がボルクが20~30歳の頃だとすれば、勇者誕生より20~30年程前の出来事になります。
紋継時代にカミーロがボルク誕生の頃を思い出す場面
テドン墓地にアデーレが埋葬されている様子が描かれている
ネクロスとサーバイン
ロト紋時代初期の頃にフルカスによってもたらされたネクロスがいつのまにか異魔神側についています。DQ3時代~異魔神復活あたりの時期もまとめて100年とされているのでネクロスの話を聞いていると混乱してきます。
- ゾーマが倒れる
- ネクロスがフルカスの所有物になる、物騒なので長い間倉庫に放置される
- 異魔神復活、ここから異魔神の命令スタート
- ネクロスが幼いサーバインの洗脳に成功する
2の期間は異魔神は関係ないはずです。異魔神の命を受けてからネクロスが剣王の里に潜り込んだわけではなく、たまたま剣王の里に仕えそうな魔物がいたので異魔神が命令してみた感じでしょうか。
キラ誕生を祝う祭りの最中に6歳のサーバインがネクロスを手にしてしまう
剣王の里が壊滅し父である4代目ロートシルトも死亡する
アルスとキラの年齢差
ロト紋2巻10話では3歳差、ロト紋11巻59話では2歳差とアルスとキラの年齢差が異なっています。ロト紋11巻59話の扉絵にはしっかりと年齢が書いてあり、後から発表したものほうが説得力があるように思えます。基本的にアルスとキラは2歳差で考えていきます。
母・シザーとキラは剣王の里を逃れる
ここでのキラの年齢差は3歳差のように思えるが
アルスが10歳+3ヶ月強の頃の話なので性格には2.5歳差くらいとも受け取れる
ネクロスの文字
ᚾᛖᚳᚢᛉᛟᛋᚢ.ᛞ → NEKUROSU.D → ネクロス.D
●ᛉᚢᚳᛏᛁᛟᚾ → ●RUCTION (CAUTION?COLLECTION?)
作中では年齢に関する設定がいくつか存在するが基本的にはこの年齢が正解となっているように思える
キラの誕生は勇者誕生より2年前
ヤオの誕生は勇者誕生より1年前
イヨ誕生
ジパングではリハクが女王からイヨの教育係を拝命します。イヨの誕生は教育係拝命より少し前、幼児教育を3歳から始めるとすれば3年前だと思われます。
リハクが教育係となってイヨと接し続ける
本編でのイヨは『リハク』と呼ぶが幼い頃は『爺』と呼んでいた
王配候補であるイズナへの教育も同時に行っていたと思われる
イラスト集によればアリアハンでの賢王覚醒時はアルスは12歳、それに1か月+αしたくらいがジパング編です。イヨに関連する出来事は勇者誕生より2年程前と考える事ができます。王配候補であるイズナも年格好が近い事もありほぼ同年に誕生していると思われます。
イラスト集に収録されている旧版6巻のカバーイラスト
アリアハンへ移動してヤオとタルキンの衣装が変わりポロンがまだ遊び人なので賢王覚醒の途中の時期
各キャラクターの年齢とレベルが記されている
キラ:15歳 Lv22
ティーエ:?歳 Lv?
ポロン:10歳 Lv5
アルス:12歳 Lv21
ヤオ13歳 Lv23
タルキン:71歳 Lv48
紋継時代にポロンに送られてくる招待状にイヨとイズナの漢字での名前が記されています。イヨは歴史同様・『雷火』同様に壱与、イズナは飯綱のように見えます。
紋継時代にポロンの元に届くベゼルとイサリの結婚式の招待状
差出人として新婦であるイサリの両親・イヨとイズナの名が記されている
勇者誕生編へと続きます。
改訂 2022/11/16
ドムドーラについて追記
改訂 2022/12/2
短編分の変更・追加について記述
改訂 2023/1/5
短編分に対応
グノンの魔王軍参入時期に関する記述を削除
改訂 2023/5/20
ロト紋内時系列表修正
※ 紙媒体の漫画をスキャンした物を引用している箇所があります。
冊子スキャン時特有の歪みやノイズが出ている所があります。
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